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FORZA STYLE - 粋なダンナのLuxuaryWebMagazine
FASHION 干場の「エコラグ」

【まるで芸術品!?】ヴァシュロン・コンスタンタンの腕時計「フィフティーシックス」

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エコラグ-Hoshipedia 「エコラグ」とは、エコノミック・ラグジュアリーの略。economic luxury。極めて経済的だが、上質さやエレガンスは失わないスタイルの意味。「多くの粗悪なものより少しの良い物を」という干場の哲学により生まれた造語。腕時計や靴・鞄、スーツのように長い年月使えるものは高額でも、白シャツや白無地のTシャツのように常に白いまま清潔に着たい消耗品は、高額なものよりもコストパフォーマンスを重視するというスタイル。パテック・フィリップの腕時計やジョン・ロブの靴と、カミチャニスタやデッコーロの白シャツ、GAPの白無地のTシャツは干場にとっては同じ。一点豪華主義とも違う。干場が敬愛するブルース・リー先生が提唱した無駄を排した最短の動き(エコノミック モーション)で相手を倒すジークンドーのように、経済的で盛り過ぎない、かつ無駄のないシンプルで上質なスタイルを指す。

クラシックとモダンのバランスが絶妙なんです

今年の頭にリシュモングループを代表する高級時計ブランド、ヴァシュロン・コンスタンタンから世界でたった7人しかいない新作時計のインターナショナルインフルエンサーのひとりに任命され、ロンドンでスチールやらムービーやらの撮影を行いました。そのとき発表されたのが、この「フィフティーシックス」です。それがついに手元に届き、ロンドンでの超絶体験がまたまた甦ってくるようです。

1956年に発表されたアイコニックなヴァシュロン・コンスタンタンのモデルを想起させる名前と数字。コスモポリタンスタイルを演出する「フィフティーシックス」コレクションは、クラシックな文字盤と大胆なデザインのケースとのコントラストが個性を表現しています。

レザーストラップとゴールドの組み合わせも落ち着いた雰囲気があり、最近はスーツスタイルのときにはほとんどこればっかり。通常、ストラップの色はブラウンかネイビーなんですが、僕は特別にブラックをオーダーさせていただきました。文字盤の数字とバーインデックスとのバランスも絶妙だし、親しみやすくて、モダン。しかも、エレガントな雰囲気があるんですよね。

メンズは7モデルありますが、僕は18Kピンクゴールドのケースにムーンフェイズを搭載した「フィフティーシックス・コンプリートカレンダー」を選びました。月の満ち欠けがわかっても、特に何があるわけでありませんが、昔からそれが女性の体調と関係している、なんて言われていますよね。ロマンティックというか、神秘的だと思い、世の中の女性に敬意を表する意味でも、ムーンフェイズがいいかなと(笑)。

ちなみに、インターナショナルインフルエンサーを仰せつかった後、スイスにあるヴァシュロン・コンスタンタンの本社とアトリエに招待され、260年以上もの歴史を誇る時計づくりのノウハウをこの目で拝見させていただきました。

ヴァシュロン・コンスタンタンはパテック・フィリップやオーデマ・ピゲと並び、世界三大時計ブランドと称される名実ともに最高峰の時計メゾン。1755年の創業から一度も途切れることなく現在に至ったのはヴァシュロン・コンスタンタンだけという、世界最古の時計ブランドなんです。

取材では、エングレービングやエナメルの技術、ムーブメントの組み立て、はたまた普段は公開していないという製造工程にまで踏み込んで見せていただいたのですが、いちばん驚いたのが約300からなる金属パーツを、すべてピカピカになるまで磨き上げること。美的感覚に優れた芸術的な時計はああやって出来上がるんだ、と ため息が出ました。

Photo:Ikuo Kubota(owl)
Text:FORZA STYLE



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