干場モデルのスウェード製M-65が誕生!
今年1月のピッティ・イマージネ・ウオモ期間中にオーダーしたレザージャケットがようやく手元に届きました! きっかけは、ジェイアール名古屋タカシマヤのバイヤーさんのご紹介。「知名度はないけれども、実力は折り紙付きのブランドがあるので一緒に見に行きましょうよ!」とお誘いを受け、ホテルの一室で行なわれていた展示会にお邪魔しました。
「サンニーノ ナポリ」は、世界的トップメゾンのOEMなどを長年請け負ってきたファクトリーのオリジナルブランド。2017年春夏シーズンに世界デビューしたそうですが、確かに名前を聞くのは初めてでした。でも、付属などを見れば、“あの超有名ブランドも、ここが生産しているんだ”と、わかる人にはわかる面構え。
で、触ってみると、柔らかいし、しなやかだし、上質な素材であることが実感できます。しかも、「せっかくなんで、干場モデルをつくってみませんか?」なんて言ってくれちゃったりして……。そしたら、普通オーダーしちゃいますよね。
それから約半年後。6月のピッティで1stサンプルを確認しました。カタチは大好きな「M-65」タイプ。ところが……ディテールの落とし込みが洗練され過ぎというか、ちょっとイメージと違っていたんですよね。イタリアの上質な皮革を使いながら、ミリタリーの表現は忠実に、というのが僕の理想とするところ。あくまでも男っぽい表情に仕上げたかったんです。そこで、また修整をお願いして……。
ついに完成と相成りました! こだわったのはスエードの質感と色合い。明るすぎるとカジュアルな印象になって着用シーンが限られるので、スーツにもデニムにもオールマイティに合わせられるように心がけました。あとは、小顔に見える襟の立ち上がりやポケット位置、スーツの上着よりも数センチ長めの着丈なども大切なポイントです。
これだけ上質な素材を使っているにも、価格は20万円程度。ぶっちゃけ、これがOEM先のラグジュアリーブランドだったら、軽く50万円は超えるでしょうね。絶対に、お買い得だと思います。
これにはその続きがありまして、サンニーノを紹介してくれたバイヤーさんの計らいで、ジェイアール名古屋タカシマヤ限定で販売することも決定! スエードのM-65なんて なかなか他にはないですよ。こりゃ、ヒット間違いなしだな(笑)。
Photo:Ikuo Kubota(owl)
Text:FORZA STYLE