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大人の合コンマニュアル

合コンで相手にいい印象を残すには? 己の美点は仲間に語らせるべし

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長ったらしい自己紹介はNG!

突然ですが、みなさんは合コンをたしなまれていますか? 自己紹介が遅れました。私は昼は一部上場企業に勤めるビジネスマンであり、夜は毎晩合コンに時間とお金を投資している合コンアナリストのテツヤと申します。学生時代から現在までの合コンの経験は数千回以上。「合コンを制するものは、ビジネスをも制す」をテーマに、執筆や講演活動を行っている恋愛アナリストです。

前回から、アジェンダを構成するそれぞれのパートについて詳しく解説しています。今回は、「他己紹介」です。

 

前回書かせてもらった「乾杯」で口火をきった後の、大事なお互いのメンバーの紹介する大事な時間です。ここで、対戦相手の戦闘能力を確かめると同時に、自分たちの魅力を相手に売り込むことがミッションになります。合コンに限らず、ビジネスシーンにも応用できる要素が詰まっていますので、ぜひ参考にしてもらえるといいなと思います。

自己紹介じゃなく、なぜ他己紹介?

皆さん、少し不思議に思いませんか? 自己紹介じゃなくて、なぜ他己紹介なのかと? 幼少の頃から、誰もが何百回となく繰りかえし言ってきた自己紹介を、なぜ使わないかと。そこには、今まで場数を数多く踏んできた結果から導きだされた結果が、「他己紹介」なんです。ここにはちゃんとした理由が2つあるんです。

1つは、ある程度決まっている試合時間を逸脱せずに、コントロールできるからです。昔は、自己紹介制度を取り入れてやってました。ただ、昔に、やたら話好きな男がいたんです。彼がアピールしたい必死さは十分わかりますが、どこからさかのぼって話すんだい?とツッコミたくなるくらいの幼少時代からの話だったのです。

周囲のメンバーが飽きていることにも、気にせず話続けるその強靭なハートは褒めてあげたいですが、この試合会場では、誰も求めていません。そのおかげで自己紹介タイムが全員終わるのに1時間近く時間かかってしまい、しまりのない消化不良の試合になってしまった苦い過去が多々ありました。

だから、無駄な時間をカットし、試合運びを円滑に回す戦術として司令塔の幹事がメンバーを紹介する「他己紹介」をとることにしました。ビジネススキルにもつながることなのですが、決まった制限時間内で自分をPRできることは大事なんですが、意外とできない人も多いということです。

2つめに、自分で言うのが恥ずかしい自分の「売り」を対戦相手に伝えることができるメリットがあります。例えばどういうことかというと、自分がお金持ちの社長だとしましょう。自己紹介で「私は、お金持ちの社長の○○です。」なんて言ったら、間違いなく調子にのってる自信過剰男と思われてしまいます(笑)。

ただ、間違ってないのは、「お金持ち社長」をマジョリティ女子は好きだということのエビデンスはあります。伝え方の手法の違いだけで、相手の心証が良くなるか悪くなるかだけの簡単な話です。ここを、他己紹介方式で、司令塔から「○○は、結構、お金持ちの社長なんだよね。」と伝えるだけで、いやらしくなく対戦相手に刷り込むことができる効果があるわけです。すごく、簡単に見えて、奥が深いテクニックが詰まっています。

他己紹介のコツ! チームメイトをうまく活かせ!

他己紹介のコツとして、司令塔が外してはいけないポイントがあります。それは、チーム全員がおいしくなること。自分だけがおいしくなっては駄目なんです。サッカーの試合でも、ポテンシャルの高い選手が数多くいても、司令塔が彼らを活かしきれなくて負けてしまう試合なんてよくあります。だから、司令塔ラモスとしては、彼らにいいパスを出し続けなければいけないのです。

そのパスのうまい出し方としては、「ウィークポイントからのストロングポイント」です。ちょっと、まだ理解できないと思いますが、ようはメンバーのウィークポイント、例えば、せっかち、天然などの性格系、女好き、女運が無いなどの女性関係、オタクなどの趣味系などの、第一印象からかもしだす、ちょっとクスッと笑えるくらいのウィークポイントです。

間違っても、すごくケチだとか、浮気癖がある、酒癖が悪い、暴力ふるうなどの致命傷を与えるウィークポイントじゃありません。それと、年齢や奥さん、彼女、いる無しも言う必要ありません。対戦相手も、こちらの流れを見て他己紹介するわけですから(苦笑)。個人情報としてOKなのは、仕事内容、住まいエリア、地元の都道府県などです。

ストロングポイントは、優しい、マメ、料理ができるなどの、彼とつきあったらプラスになることを意識して、最後に言ってあげるんです。ウィークポイントからのストロングポイントの順番で言うことで、より見た目とのいい意味でのギャップを印象づけるわけです。ここで良い例と悪い例をいくつか紹介します。

<良い例>
「のんびり屋だけど、すごーく優しい。」
「軽く見えそうだけど、実は誠実。」
「若干、見た目老けてるけど、かなり面白い。」
「彼、一見、オタクっぽく見えるけど、○○の社長だよ」
「○○くん、一見、強面に見えるけど、こっちのチームの中で、一番、優しいよ」
「彼、きゃしゃに見えるけど、実は、空手2段でスポーツマンなんだ」

<悪い例>
「すごくケチだけど、やさしいよ。」
「めちゃくちゃ浮気もするけど、尽くすよ。」

正直、チーム内同士で、全て褒め合っても気持ち悪いですし、メンバーをけなして、自分だけモテようとするのも、僕の道理に反します。ここは、仲の良いメンバーだからそ、ちょっとイジって持ち上げて、メンバーをおいしく料理してあげてください。いい大人になると、かしこまって自己紹介するのも恥ずかしいですし、そんな意味でも、司令塔ラモスが、さらっとメンバーを紹介してくれほうが、周りも楽ですよ。

■まとめ

・自己紹介じゃなく、他己紹介を採用することで、時間をコントロールできるし、自分の売りを、いやらしくなく相手に刷り込むことができる。
・司令塔ラモスが、他己紹介で外してはいけないことは、自分だけじゃなく、チーム全員がおいしくなること。
・他己紹介のコツは、「ウィークポイントからのストロングポイント。」特に見た目とのいい意味でのギャップがあれば、なお良しです。
・ウィークポイントのチョイスの仕方は、致命傷を負わないレベルのクスッと笑えるようなものがベスト。
・この他己紹介タイムで、チーム内でイジり合うくらいの仲の良さを見せつけること。

Text:テツヤ
Photo:Getty Images

合コンアナリスト テツヤとは?

⇒「男のホンネ!恋愛語録」を、ツイッター(@tetuya_1976)で随時配信中!

TETUYA
恋愛プランナー。美容業界に長年従事した経験から、女性を楽しませて、感動させる「おもてなし合コン」をマニュアル化し、女性、男性に向けた独自の恋愛コミュニケーションを発信。最短で幸せを掴むためのリスクヘッジを伝授している。未婚の男女に向けた恋愛コミュニケーションセミナー、そして、シミュレーションデートをこれまでに開催。2018年は、オンラインサロンも開設予定。







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