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FASHION ー エコラグ

干場の究極ワードローブ! キーワードは"エコラグ"

第171回 いま思い起こしても掘り出し物だったエリーゴのジャケット

2017.4.20
2017.4.20

僕の定番スタイルになじんだのが決め手

前回、キャメルカラーのジャケットで失敗した話を紹介しましたが、同じような色使いでもこんなふうに柄が入っているほうが合わせやすいんですよ。グレンチェックにオーバーペーンをあしらいが効いていて、その分、裸に見えない(笑)。これは銀座にあるブランド古着の通販・買取・販売をしているrt銀座店で買いました。ここって、あのラグタグがやっているお店なんですよね。

僕の場合、服は買うことも多いんですが、売ることも多い。そうしないと家の中が目も当てられない状態になってしまいますから。それでrt銀座店はよく利用させてもらっているんです。いまは売りたい服をダンボールで送ってしまえば、数日後に見積もりが届いて指定口座に代金が振り込まれるシステムもあるんですけど、時間があるときは直接、店に行って査定をお願いするんですよ。査定を待っている間に、どんなものが売っているのかチェックするのも楽しくて。

で、そのときは私物を売ったら20万円ぐらいになって、それを軍資金として購入しました。確か、10年前で3万円ぐらいだったと思います。紡毛のウールでベーシックなデザインなので、以来ずっと着ていますね。カントリーの匂いが控えめなのがよくて、サックスブルーのシャツにネイビータイ、グレーパンツにスエード靴を合わせるのが僕の定番スタイルです。それに試着したら、サイズがぴったりでまったくお直しが不要だったのもよかった。まさに、僕のためのジャケットかなと思いまして(笑)。

ブランドは、エリーゴ。でも、このときはなんの予備知識もありませんでした。で、その後、ちょっと調べてみたらナポリ仕立ての基礎をつくった伝説のサルトリア家系、アットリーニ家の長男が立ち上げたというブランドじゃないですか! 現在は名前が変わってスティレ・ラティーノというブランド名になっていますが、なるほど、この秀逸な着心地はそんな血統のせいなのか、と妙に納得したのを覚えています。ただ、このブランドの魅力は、正統であるだけでなく、現代的な要素や遊び心のあるディテール・生地を用いるところ。いまスティレ・ラティーノのジャケットを新品で買うと、20万円を超えるものがほとんどですから、これはほんとにお買い得な一着でした。

Photo:Ikuo Kubota(owl)
Text:FORZA STYLE

エコラグ-Hoshipedia
「エコラグ」とは、エコノミック・ラグジュアリーの略。economic luxury。極めて経済的だが、上質さやエレガンスは失わないスタイルの意味。「多くの粗悪なものより少しの良い物を」という干場の哲学により生まれた造語。腕時計や靴・鞄、スーツのように長い年月使えるものは高額でも、白シャツや白無地のTシャツのように常に白いまま清潔に着たい消耗品は、高額なものよりもコストパフォーマンスを重視するというスタイル。パテック・フィリップの腕時計やジョン・ロブの靴と、カミチャニスタやデッコーロの白シャツ、GAPの白無地のTシャツは干場にとっては同じ。一点豪華主義とも違う。干場が敬愛するブルース・リー先生が提唱した無駄を排した最短の動き(エコノミック モーション)で相手を倒すジークンドーのように、経済的で盛り過ぎない、かつ無駄のないシンプルで上質なスタイルを指す。

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