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FASHION ー エコラグ

干場の究極ワードローブ! キーワードは"エコラグ"

第165回 ビームスのジャケット

2017.3.26
2017.3.26

船旅に似合う一着を誌上企画でオーダー

このジャケットをオーダーしたのは、僕が編集長を務める『Sette mari(セッテ・マーリ)』(普遊舎ムック)創刊のときなので、2013年だったと思います。『Sette mari』は大人の男女に向けた船旅をイメージしたライフスタイル誌。クルーズを軸としたファッションや食・遊びなどを通じて、日常でも通用する大人のラグジュアリーを提案しています。

で、このVol.1を制作しているときに、いきなり船旅に似合うジャケットがなかなかないことを痛感して、ビームスのメンズクロージングレーベル「ブリッラ ペル イル グスト」のディレクターで、僕のお洒落の師匠でもある無藤和彦さんに相談したんです。

そしたら別注で男性用と女性用をつくってみよう、という話になって……。誌上でオーダーを募る企画にしました。クルーズを楽しむ外国の方々のファッションって、ベーシックなのにふたり並ぶとすごく絵になるんですよ。『Sette mari』でも、そんな“絵になるふたり”を提案したくて、カップルで購入すると価格的にも少しお得になるようにして紹介したんです。

素材には、ロロ・ピアーナ社の「トップチャイナ」という薄手のカシミア生地を使っています。色は、地中海クルーズを想起させるネイビーよりも少し明るめのブルー。船旅で海に出ると、目の前に広がる景色は空と海の青、雲の白ばっかりですよね。そんな風景には、やっぱりこういう色が似合うんですよね。あと、一枚仕立てにしたのもポイント。軽いと旅に携行しやすいですからね。

それと船旅っていろんな場面があるんで、なんにでも合わせられる着まわし力もなきゃいけないんですけど、これはウールのグレーパンツからコットンのホワイトパンツ、デニムに短パンまで、なんでもござれ。インナーには白シャツ、ブルーシャツ、あとはネイビーシャツを合わせるのが気に入っていて、僕は船旅には必ず、このへんのワードローブをもって行きます。

デザインは段返り3ボタン、2パッチと至ってベーシック。生地がうっすらとヘリンボーンストライプになっているので、シンプルに着ても単調な感じにはなりません。こんなジャケットが一枚あれば、客船の豪華な空間にもまったく気後れせずに、クルーズの醍醐味を存分に楽しめますよ!

Photo:Ikuo Kubota(owl)
Text:FORZA STYLE

エコラグ-Hoshipedia
「エコラグ」とは、エコノミック・ラグジュアリーの略。economic luxury。極めて経済的だが、上質さやエレガンスは失わないスタイルの意味。「多くの粗悪なものより少しの良い物を」という干場の哲学により生まれた造語。腕時計や靴・鞄、スーツのように長い年月使えるものは高額でも、白シャツや白無地のTシャツのように常に白いまま清潔に着たい消耗品は、高額なものよりもコストパフォーマンスを重視するというスタイル。パテック・フィリップの腕時計やジョン・ロブの靴と、カミチャニスタやデッコーロの白シャツ、GAPの白無地のTシャツは干場にとっては同じ。一点豪華主義とも違う。干場が敬愛するブルース・リー先生が提唱した無駄を排した最短の動き(エコノミック モーション)で相手を倒すジークンドーのように、経済的で盛り過ぎない、かつ無駄のないシンプルで上質なスタイルを指す。

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