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FASHION ー エコラグ

干場の究極ワードローブ! キーワードは"エコラグ"

第146回 マッキントッシュ×チャーチのバルマカーンコート

2017.1.18
2017.1.18

突然の雨がこのコートと 引き合わせてくれました

確か、2014年だったと思います。表参道で突然の雨に遭遇して駆け込んだのが当時、オープンしたばかりのチャーチ 表参道店でした。当然、英国靴の店だと思って入ったわけですが、折りたたみ傘も置いてあってハンドルの部分がやたらと凝っている。ビリヤードのボールのかたちになっていたり、バンブーだったりと、なかなか洒落が効いているんです。聞けば、フォックス・アンブレラ社製とのこと。同じ英国の優れた製品も置いてあったんですね。

それで、ほかにもフォックスの傘があるとスタッフに案内されて2階に行ってみるとコートまである。そこで目にしたのが、このマッキントッシュのバルマカーンコートです。前から英国のお店では販売されていたらしいんですけど、日本ではここだけ。そんな言葉に踊らされて試着してしまったら最後。「これ、ください!」になってしまいました(笑)。

この微妙な色合いもよかったんですよね。表地がウールで、内側はナイロンボンディング。もちろん、マッキントッシュがオリジンのゴム引きもいいのですが、やっぱり東京じゃあ蒸れるし、使いにくいじゃないですか。起毛している感じも珍しいし、エレガントですよね。もちろん、雨の多い英国仕様の防水加工もしていますし。だいたい英国紳士って、多少の雨なら傘をさしませんからね。傘はステッキ代わりみたいなものです。

しかも、付属の袋があってコンパクトに折りたたんで、それに入れて持ち運びもできるんです。こういう配慮って、出張のときにすごく便利なんですよね。特に、海外へはわざわざ傘を持って行きたくないんで、いつもスーツケースにこれを入れておいて、現地で雨が降ったときの頼りにしています。

バルマカーン型だけれども、バックルのないベルトが腰に付いているところも気に入っている点。いつもは結ばずに先端を無造作にポケットに突っ込んでいるんですが、結んだら結んだで結び目の位置や結び方で表情が変えられますからね。ベーシックなのに、いろんな楽しみ方ができるのも、このコートの魅力だと思います。

Photo:Ikuo Kubota(owl)
Text:FORZA STYLE

エコラグ-Hoshipedia
「エコラグ」とは、エコノミック・ラグジュアリーの略。economic luxury。極めて経済的だが、上質さやエレガンスは失わないスタイルの意味。「多くの粗悪なものより少しの良い物を」という干場の哲学により生まれた造語。腕時計や靴・鞄、スーツのように長い年月使えるものは高額でも、白シャツや白無地のTシャツのように常に白いまま清潔に着たい消耗品は、高額なものよりもコストパフォーマンスを重視するというスタイル。パテック・フィリップの腕時計やジョン・ロブの靴と、カミチャニスタやデッコーロの白シャツ、GAPの白無地のTシャツは干場にとっては同じ。一点豪華主義とも違う。干場が敬愛するブルース・リー先生が提唱した無駄を排した最短の動き(エコノミック モーション)で相手を倒すジークンドーのように、経済的で盛り過ぎない、かつ無駄のないシンプルで上質なスタイルを指す。

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