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FASHION ー エコラグ

干場の究極ワードローブ! キーワードは"エコラグ"

第142回 SANYOのトレンチコート

2016.12.28
2016.12.28

日本の技術力を結集した 100年着られるコート

“100年コート”って知っていますか? 三陽商会が2013年に創立70周年を迎えたのをきっかけにスタートしたプロジェクトなのですが、これがすごくよくできているんですよ。「TIMELESS WORK. ほんとうにいいものをつくろう」の合言葉のもと、同社のコートブランドの起源となるSANYOが開発。裏地や襟裏には、歌舞伎の衣装に使用されている“翁格子”をアレンジした“三陽格子”が使われています。

これがまたブランドのコンセプトをうまく表していて、三陽商会では、歌舞伎が日本の大衆文化芸能のルーツであり、いまも伝統を守りながら次代へ進化させていることに共鳴。さらに、子孫繁栄の意味をもつ“翁格子”が、世代を超えて永く愛されるという“100年コート”のコンセプトに合致したことから、このオリジナル柄の考案に至ったといいます。ね、なんとも“エコラグ”なブランドじゃないですか。

しかも、購入後も継続的にコミュニケーションをとれるようにと、“100年オーナープラン”なるシステムまで用意されているんです。専用のウェブサイトで登録すると、サイズ直しや修理の相談にいつでも応えてくれるほか、ボタンの取り替えや裏地の取り替えまで職人が対応。そのほかにも、インキング補修サービスやプレス仕上げサービスを行っているうえ、最適なクリーニング法や着こなし提案を定期的に知らせてくれるなど、まさに至れり尽せり。

これも日本で唯一のコート専業工場を抱えている三陽商会だからできることなんでしょうね。純国産の精緻な技と、類稀な情熱が注ぎ込まれています。僕はパターンオーダー会で購入したのですが、こうしたイベントは年1回やっているようで、トレンチ2型とバルマカーン2型からパターンを選定後、表地、裏地、着脱可能なライナー地、ボタンを選ぶことができます。また、規定サイズから着丈や袖丈の調整が可能なのも、パターンオーダーならではのメリットですよね。

僕はもっともオーソドックスな着丈の長いトレンチコートを、王道のベージュのコットンギャバジンでつくりました。以前はトレンチに苦手意識があったんですが、最近はなんだかすんなり着られるんです。年齢を重ねてきたってことかもしれませんね。

Photo:Ikuo Kubota(owl)
Text:FORZA STYLE

エコラグ-Hoshipedia
「エコラグ」とは、エコノミック・ラグジュアリーの略。economic luxury。極めて経済的だが、上質さやエレガンスは失わないスタイルの意味。「多くの粗悪なものより少しの良い物を」という干場の哲学により生まれた造語。腕時計や靴・鞄、スーツのように長い年月使えるものは高額でも、白シャツや白無地のTシャツのように常に白いまま清潔に着たい消耗品は、高額なものよりもコストパフォーマンスを重視するというスタイル。パテック・フィリップの腕時計やジョン・ロブの靴と、カミチャニスタやデッコーロの白シャツ、GAPの白無地のTシャツは干場にとっては同じ。一点豪華主義とも違う。干場が敬愛するブルース・リー先生が提唱した無駄を排した最短の動き(エコノミック モーション)で相手を倒すジークンドーのように、経済的で盛り過ぎない、かつ無駄のないシンプルで上質なスタイルを指す。

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