『FORZA STYLE』では、シンプル&ベーシックな装い方をしているセレブをピックアップし、その着こなしやアイテムをご紹介。今回は、グレースーツの着こなし方です。
LESSON 78 デヴィッド・ベッカムに学ぶグレースーツの着こなし方
自己主張せず周囲の色を引き立てる調和の色として、ビジネスシーンの中でも控えめな上品さを放つグレースーツ。着こなしの幅が広く、結婚式の2次会やパーティシーンなどでも使えるので、大人の男性なら必ず持っていたい一着です。そこで今回は、40男に相応しいグレースーツの着こなし方を元サッカー選手で、ファッショニスタのデヴィッド・ベッカムから学びたいと思います。
グレースーツとひと言で言っても、色や柄など種類はさまざまですが、ビジネスでまず一着選ぶならミディアムグレーの無地がオススメです。その理由として汎用性の高さが挙げられ、男の革小物の基本、黒や茶色などどちらにも合わせることができるからです。生地にもよりますが、暑い夏を除けば、ほぼ一年中着ることが出来るのも、ミディアムグレーの魅力です。紳士的な雰囲気を醸し出し、上品さも兼ね備えているので、実際に編集長の干場もミディアムグレーのスーツを日頃からよく愛用しています。安心感と信頼感を与えることができ、流行関係なく着続けられる、まさにエコラグ的なスーツの代表なのであります。
Vゾーンは、バストンチーノと呼ばれる細いストライプシャツとネイビーのソリッドタイを組み合わせた控えめな合わせなのですが……、タイバーをすることで胸元にほどよく華やかさが生まれ、さらに清潔感とエレガントさも加わります。
お洒落さをプラスするならば、シューズ選びも重要です。ややツヤ感のあるスーツ生地に合わせて、ツヤのあるダークブラウンのシューズをチョイス。ツルっとした素材にはツルっとした革靴を選ぶのが鍵。逆に、フランネル素材のように起毛したスーツ生地には、スエード素材のシューズを合わせるとバランスが良いです。
髪型もスーツスタイルを完成させるのに重要なポイント。前髪が目にかかっているようだと、暗いイメージを与えスーツの魅力は半減、クライアントや異性から良い印象を持ってもらえないことも……。ベッカムのように、おでこが出ていると顔全体が明るく見え、前向きで明るい性格に見え、仕事ができそうなイメージをもたらすことができます。
ベッカムのような好感度の高いグローバルスタンダードなグレースーツの着こなしを参考にしてみてはいかがでしょうか?
Text:FORZA STYLE
デヴィット・ベッカムのように装うならこんなアイテムがオススメ
ガブリエレ パジーニの3ピーススーツは、ブークレを潰したような、ほんのり起毛が散りばめられているマニアックな生地で、程良いアバンギャルドさを漂わせる仕上がりになっています。
※こちらの商品はFORZA STYLE SHOPでお買い求めできます。
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確かな作りで人気急上昇中、ナポリのカミチェリア「Maria Santangelo(マリア サンタンジェロ)」。程よい厚みと柔らかな肌触り、ほんのりと織りを感じさせる生地感が特徴的。全くクセがなく、コーディネートしやすいのでデイリーユースに取り入れたい一着です。
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「フェルモ・フォサッティ」とのコラボモデルで、120年前から使われている世界で2社しか所有していない「本物のフレスコ素材」を作る織機で生地を作ったもの。厚みがありシャリ感がありつつもしっかりと透けるのが「本物のフレスコ素材」の特徴。生地も一般的なシルクタイと比べて上質で最高ランクのものを使用しています。
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ジャコメッティが放つジョッパーブーツは、イタリアらしいエレガントな木型が特徴的。ボリュームが抑えられたノーズと足に吸い付くようなフィット感を生む木型設計はヴィンテージのブーツに見られるもので、実にエレガントです。
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