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まるで小さな美術館!? 知的好奇心と感性を刺激する、芸術空間にお泊まり
【連載】週末彼女と行きたいコスパ宿・第35回

2016.8.17
2016.8.17

滞在しながら五感でアートを体験 「KYOTO ART HOSTEL kumagusuku」

今回ご紹介する、京都市内の住宅街に溶け込むように建つkumagusukuは、宿泊施設でもあり、小さな美術館でもあるというなんとも魅力的なスペース。部屋の中や廊下はもちろん、洗面所やトイレにいたるまで宿泊空間全体がそのまま展覧会の会場となっており、ゲストは滞在しながらアートを体験することができます。もし彼女がアート好きなら、ぜひ出掛けていただきたいお宿。

夢のような空間を実現したのは、オーナーである現代アーティストの矢津吉隆さん。kumagusukuではあくまでオーナーに徹しており、毎回の展覧会はキュレーターが選んだ別の作家さんが行うのだそう。ひとつの展覧会の会期は約1年。展示替えするときは宿泊業務を休み、壁を塗り直すなどしっかりと作り込むので、まったく違う宿に変貌するといいます。開業してまだ2年ですが、どんなふうに変わったかを楽しみに訪れる常連のお客様も多くいるのだとか。

現在開催されているのは、「THE BOX OF MEMORY-Yukio Fujimoto」(2016年10月16日まで)。この企画展では、建物を一冊の書物としてとらえ、kumagusukuに滞在し鑑賞することが一種の読書行為となるような展示になっています。

そのため、館内のあちこちには文字をモチーフにしたアート作品が。壁とドアにわたって印された文字を破るように部屋に入ったり、作家がインスピレーションを受けた本を手に取ったりして、作品を体験することができます。

また、企画展作家の藤本さんはサウンドオブジェも手がけるため、オルゴールをテーマにしたものや、小さなガラス玉の音を楽しむものなど、遊び心ある作品にも触れられます。各部屋にも作品が設えてあるので、ひとときアート作品を自分たちのものにした気分も味わえますよ。

お部屋は全部で4つ。シングルやロフトつき、ツインなどさまざまなタイプがありますが、どの部屋もシンプルで美しいしつらいです。天井が高いため広さが感じられて、ゆったりと過ごすことができますよ。バス・洗面所・トイレは共同ですが、そのぶんスペースにゆとりがあり、使い勝手も快適です。

1階にはバーカウンターがあり、スタッフがいればお酒や珈琲の注文もできるそう。手をかけてつくられる朝ご飯(要予約、500円)は彩りもよく、女性に大人気です。

感性を刺激する美術館やギャラリーは建物じたいも美しいものですが、kumagusukuもやはり同じ。窓枠、ガラス戸、階段、ドア……、細かなところまで配慮され、手がかけられているため、館内のすみずみまで洗練されていています。またモダンにリノベーションされてはいるものの、古い柱やタイルの跡などもとの町家の気配も残されており、人の暮らしや建物の歴史が感じられて、ほっとくつろげる空間にもなっています。

部屋にはテレビもなく、ホテル内はとても静か。自然と五感が研ぎ澄まされて、作品とじっくり対峙することができるのも貴重なひとときです。滞在時には思い切ってスマートフォンの電源を切って過ごしてみてはいかがでしょう。美しさに満ちた小さな隠れ家で、大切な人と豊かで濃密な時間をこころゆくまで堪能したいものです。

Text:Miki Shirasu


KYOTO ART HOSTEL kumagusuku
京都市中京区壬生馬場町37-3
075-432-8168(8:00 〜 11:00、16:00 〜 22:00)
http://kumagusuku.info/
料金:R4【ROOM 4 ツイン(定員2名)食事なし】
2人様利用一室1万5,000円(税別)
朝食500円(税別)

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