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【連載】九島辰也の CAR STYLE VOL.7 「メルセデス・ベンツ SL編」

2016.5.9
2016.5.9

究極のスポーツ&シティコミューター、新型SLCを試乗

メルセデスにSLCというクルマが出た。この名前に「ん?」と思った方もいらっしゃると思う。齢四十路後半以上であればあのクルマを思い浮かべたかもしれない。1970〜80年代に皆が憧れたSLの2+2バージョンだ。SLのホイールベースを延ばしリアシートを付け固定式クーペボディにしたそれはまさにオトナのクルマ。当時SLのスタイリッシュさに押されていた感もなきにしもあらずだが、いまあらためて見るとその優雅さに感嘆する。

なんて話しはともかく、新型SLCである。

このクルマはSLKの名称変更と考えればいい。いま彼らはクラスを簡単に理解できるようモデル名でヒエラルキーの再構築を図っている。つまり、SLCのCはCクラスベースであることを意味する。過去コンセプトカーであったが、今後Aクラスベースのロードスターが出てくればSLAなんて具合になるであろう。

ちなみに、これをSUVラインナップでも行っている。GLA/GLC/GLE/GLSがそれで、それぞれ三文字目のクラス感を醸し出している。GLEはMLの名称変更だ。

そんなSLCのテストドライブを地中海のニース&モナコで行った。

名称変更とともに手が入ったのはグリルの意匠とパワートレーン、電子デバイスなどだ。要するに各部がアップデートされている。エンジンは馬力違いの2リッター直4とメルセデスAMGの冠を持つ3リッターV6、それと2.5リッター直4ディーゼルという面々。そして一部モデルにトルコン式9Gトロニックを積んだ。試乗したSLC300とメルセデスAMG SLC43はまさにそれで、パドルシフトを駆使するとかなりスポーティで気持ちのいい走りができる。

さらに着目したいのが新採用のダイナミックセレクト。エンジン、AT、ステアリング、サスペンションを“Sport+”から“エコ”まで5段階調整可能。なんともイマ的だ。結果、新型車は総合的にスポーティさが増した。そこは見逃せないポイントである。

ということでオープントップでニースとモナコの海岸線&ワインディングを駆けた。まるでモンテカルロラリーの舞台となるチェルニ峠のようなコースだ。でもってSLCはそこをヒラリヒラリと走り回る。SLK時代からけっこうスポーティだと認識していたが、そこはさらに強調されている。特にメルセデスAMG SLC43はアグレッシブでAMGのネームプレートは伊達じゃないと思わせた。

兄となるSLは究極のスポーツ&ラグジュアリーカーだが、SLCは究極のスポーツ&シティコミューターだと思う。このサイズのメリットは高く、道の狭い地中海の街をスイスイ走り抜けた。角をひとつ曲がるだけでもハンドリングが楽しいのだから、ガレージに一台!って気分になるのは自然なことである……。

 

【プロフィール】

九島辰也
モータージャーナリスト兼コラムニスト/日本自動車ジャーナリスト協会(AJAJ)会員/2014-2015日本カーオブザイヤー選考委 員/日本ボートオブザイヤー選考委員/(社)日本葉巻協会会員http://www.tatsuyakushima.com/index.html

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