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【連載】九島辰也の CAR STYLE VOL.6 「フェラーリ カリフォルニアT HS編」

2016.4.28
2016.4.28

官能的なフェラーリサウンドを醸す至極の一台

知っているようで知らないのがフェラーリ。つい最近も雑誌の編集者と現行ラインナップの話になったが、いま売っているのは彼の頭にないモデルばかりであった。

さて、ラインナップはオフィシャルサイトで確認してもらうとして、つい先日海外でステアリングを握ってきたモデルについて話を進めよう。

今回の国際試乗会はカリフォルニアT HSというものであった。これは今年のジュネーブショーでお披露目されたスペシャルモデル。HSは“ハンドリングスペチアーレ”を意味する。要するに特別なハンドリングを持った派生モデルということだ。

ベースとなったカリフォルニアTは、V8エンジンをフロントミッドに積むRWDである。パッケージングは2シーターロードスターで電動式メタルトップでクーペに早変わりする。“T”はターボのこと。前期型カリフォルニア用V8ユニットをダウンサイジング&ターボ化したことを指す。自然吸気エンジンのイメージが強いフェラーリだが、トレンドはここにしっかり現れていた。

そんなカリフォルニアTだが、このクルマには賛否両論が存在する。V8エンジンをミッドに搭載するレーシーなフェラーリ信者にはどうも邪道に見えるらしく、なかなかその存在を認めてもらえない。

ところがこのカリフォルニアシリーズが追加される前と後では販売台数はかなり違うのをご存知だろうか。このクルマは新規顧客を開拓し、+50%の販売台数を稼ぎだしている。まさに今日フェラーリが元気なのは、カリフォルニアシリーズの導入あっての結果と言えるだろう。

ではHSに話を移そう。

こいつのチャームポイントは走りに振った各部のセッティングおよびチューニングとなる。サスペンションには強化スプリングが与えられ、ドライブモードのセッティングも書き換えられた。またギアボックスのコンピューターチューンや新開発のエキゾーストシステムも採用される。専用ブラックテールパイプからはこれまで以上に官能的なフェラーリサウンドが繰り広げられるのだ。

実際に走らせるとそれは明らかで、各部のレスポンスは素早くスポーティな走りが強調される。クイックなステアリングをクイックなアクセルのピックアップでコントロールするのだから楽しくないわけがない。今回の試乗はイタリア、ジェノヴァを起点にした試乗コースが組まれていたが、ワインディングでの走りはさすがフェラーリと言わざるを得ない仕上がりであった。“神サウンド”を含め、開発陣のこだわりを強く感じる。

それにしてもカリフォルニアTは扱いやすいというのが今回の正直な感想。GTカー的要素が強い分、日常で使えるポイントが多く見られる。確かにこれなら他ブランドのGTカーからの乗り換えもスムーズに行えるだろう。でもって、このHSではフェラーリの熱い走りが体感できるのだから、もはや文句の付けどころはない。

【プロフィール】

九島辰也
モータージャーナリスト兼コラムニスト/日本自動車ジャーナリスト協会(AJAJ)会員/2014-2015日本カーオブザイヤー選考委 員/日本ボートオブザイヤー選考委員/(社)日本葉巻協会会員http://www.tatsuyakushima.com/index.html

 

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