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【連載】九島辰也の CAR STYLE VOL.5 「メルセデス・ベンツ Sクラス カブリオレ編」

2016.4.24
2016.4.24

ラグジュアリーな乗り心地を叶えるカブリオレ

このところのメルセデスベンツには脅威すら感じる。ラインナップの拡大とそのスピードは尋常でないからだ。しかも、それをハイクラスで行っている。つい最近までAクラスの派生モデルを次から次へと投入していたと思いきや、今度はSクラスにスライドした。

メルセデス・ベンツ S500 カブリオレ▲拡大画像表示

その第1弾は2014年にリリースされたSクラスクーペ。サルーンのホイールベースを縮め4シータークーペを完成させた。そしてその第2弾が今回南フランスでテストドライブしたSクラスカブリオレだ。クーペのトップを幌型にすることで、それを実現した。ちなみに、いまメルセデスはオープンエアモータリングも拡大している。クーペが出たばかりのCクラスや新型Eクラスにもそれを用意する。

クーペより遅れて登場となったSクラスカブリオレだが、開発はほぼ同時期だった。そりゃそうだ。可動式のメタルトップでもしない限り、そのニーズは考えられる。4シーター用の大きな屋根を動かすのにメタルトップはそぐわないことを鑑みれば、幌のカブリオレをつくるのはセオリーだろう。

メルセデス・ベンツ S500 カブリオレ インテリア
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その幌は5層のファブリックとウレタン樹脂からなる。稼働は油圧式で、ロック部分にのみ電気式モーターを用いる。油圧式は速度は望めないが、静かに力強く動く。開閉時間はおよそ20秒。時速60キロまでなら走行中も使用できるらしい。ただ、電子キーでその操作が行えることからもわかるように、メルセデスはあくまでも停止中に開閉を行うことを推奨している。走行中はそれなりにリスクを伴うのは言わずもがなだ。

その幌は閉めているときにつくりのよさを実感させられる。バシッとはめ込まれたあとの気密性は高く、まんまクーペのような静粛性をもたらす。しかも高剛性を得ることでボディに柔さは微塵も感じない。見た目はクラシカルな幌だが、最新テクノロジーでつくられているようだ。

メルセデス・ベンツ S500 カブリオレの走行感は驚くほどなめらかだ
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そして走りはまさにラグジュアリーカー。雲の絨毯にでも乗っているようにスーと路面を駆ける。路面の段差に対するサスペンションの当たりは優しく、乗員に不快な乗り味をイチミリも味わわせない。それでいてワインディングを走れば、イメージ以上にスポーティ。ステアリングレスポンスはよくリアの追従も間髪入れないほどスムーズだ。アンダーステアがほとんど出ないのも驚きポイントである。

ステアリングを握ったのはS500(日本名S550)カブリオレとメルセデスAMG S63 4マチックカブリオレ。この領域となるとスタンダードメルセデスもハイパフォーマンスなのでその違いは薄くなる。ただ、オープンエアでエキゾーストノートを楽しむにはS63の方が都合いい。レーシーなサウンドを堪能するのにドライバーズシートは特等席となるであろう。

地中海を望むニースの街がよく似合う優雅な車体
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といったのがSクラスカブリオレのファーストロードインプレッション。地中海沿いのワインディングを走るのにこの上ないクルマだ。メルセデスらしい機能性とこの個性はもしかしたらセレブの間でちょっとしたトレンドとなるかもしれない……。

【プロフィール】

九島辰也
モータージャーナリスト兼コラムニスト/日本自動車ジャーナリスト協会(AJAJ)会員/2014-2015日本カーオブザイヤー選考委 員/日本ボートオブザイヤー選考委員/(社)日本葉巻協会会員http://www.tatsuyakushima.com/index.html


 
 

 

 

 

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