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女子会のホンネ

第2回「なんでもいい」という心理

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選択肢を提示して「頼れる男」をアピール

彼女に「夕食何食べる?」ときいて「ん~、なんでもいい。」と返ってきたことはありませんか?

「じゃ、とんかつにしようか。」と提案したら「とんかつはイヤ!」
「なんでもいいって言ったじゃん!」
こんな展開を、きっと何万人もの男性が体験しているのではないでしょうか。
なぜ「なんでもいい。」というの?
それはズバリ、“あなたは私の思っていることをわかっているでしょ?”と思っているから。

第1回でお伝えしたように、女性は共感の生き物。
一緒にいるのだから、『私がいまイタリアンな気分でいること伝わっているわよね』、という一心同体な気持ちでいるのです。
ということで、いつも彼女の行動や嗜好・思考を読んで先回りしましょう。・・・と言ったところで「女心を察するのはムリ!」という方が大半でしょう。

「絞り込み方式」で女性に選ばせる

そんなときは、女性に選ばせる“選択技”で解決です。
女子会でもメニューを決めるときは、「これよくない?」「これもいいよね~」「迷うよね~、じゃぁ・・これにする?」「うん、わたしこれ!」「これにしよう~」と、選んで選んで絞ってまた選んで、ときどき店員にどんな料理なのか質問してまで、食べるものを決める光景が繰り広げられています。
一緒にいる人の様子をみながら選んで絞って決める・・・この、“和を大切にする女性の性質”を使えばよいわけです。
女性はそもそも選びたい生き物。動物の世界でメスが「より強いオスを選ぶ」ことが当然のように、よりよいものを選ぶことが動物学的にも理にかなっていると言えるのです。
「とんかつとか、イタリアンとか・・和食とか、どうかな?」
3~4つ提案できれば、あとは様子を見ながら絞っていくだけ。
「イタリアンいいわね!」
「ワインがおいしいところあるよ!おいしいピザのお店とか、あと、空輸チーズで有名なレストランも知ってるよ。」
「わぁ、素敵!今はワインな気分だわ」


「夕食何にする?」=大海原にやみくもに網を投げて魚を捕る非効率な方法
「○○はどうかな?」=狙う魚がいる場所に糸を垂らして一本釣りする効率的な方法
こんなイメージで、ある程度ポイントを絞って答えを導き出すやり方は、男性もストレスがたまりにくいでしょう。
また、この食事を決めるやりとりの中には以下のメリットも。


●女性が「男性に頼もしさを感じる」いろんな提案をしてくれて頼りになるわ、と株があがる。
●男性が「女性の好みを探れる」彼女の好みや思考をよりよく知る情報源になり、回数を重ねるごとに失敗が少なくなる。
●「次のデートにつながる」絞り切れなかったら、「次はここへ行こうね」と、次の約束がしやすくなる。
会話をYes or Noで終わらせない“選択技”は、会話を広げるきっかけにもなります。

なにより提案は、メゲないでコレ!アレ!と玉を出すもの。より多くの選択肢を持っている必要があるので、情報収集はマメにお願いしたいところ。
もし情報収集が性格的に無理な方は・・・グルメ検索サイトを駆使してでも、選択技の達人になった方が未来は明るいです。

Photo: getty images


土屋亜津子
アロマ&カラーリスト。アロマテラピーや色彩心理、パーソナルカラーを通じて、OL・読者モデル向けに、ビューティーセミナーやお茶、イベントを2005年から定期的に開催。1万人以上と接する中で、女子・女性の本質や法則を分析。企業から「女性の意見」を求められることが増え、女性マーケティング事業に携わる。

 

 







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