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【マネーレポート】元メガバンク支店長が見抜くNGファッション
「半沢直樹は、アナタをここで値踏みする」

2015.12.17
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2015.12.17

派手な腕時計、髪型は「与信なし!」


菅井:そう、それは「俺はこんな大物知ってるゼ」とか言い出す人です。これは一番ダメなパターンです。胡散臭いにも程がある。有名人や大物との繋がりをアピールして自分の信用度が上がるなんて思っているレベルの低い人が意外と沢山いるんですよ。そういう人はもう絶対にダメですね。

西内:飲み会で女の子を口説くときに言うのならまだ分かりますが、まさか銀行で融資を受けるときに有名人と友達アピールする人がいるとは...。目から鱗です!!

菅井:こっちは前期の実績を数字で知りたいっていうのに、知り合いの有名人の話ばかりされた日には、たまったもんじゃないですよ!(笑)そんな胡散臭い人には何が何でもお金を貸したいとは思わないです。他には、「アベノミクスがどうだ」「ギリシャがどうだ」と経済情勢に詳しいアピールをする人もいるんですけどね...。そんなことを言っている暇があったら、自分のこと心配しやがれー!! と言いたくなりますよ、本当に(笑)

西内:まずはお前の足元みやがれボケが!! ということですね。では言葉遣いについて気をつけたほうが良い点は何でしょうか?


菅井:「怪しげな横文字は使わないこと」です(笑)専門用語や横文字を無理に使おうとする人はそれだけで信用できない印象を与えてしまいます。「このコンセプトをもとにリサーチした結果こうレバレッジがかけられるからコングラッチュレーションだぜ」なんて言われた日には絶対に融資なんてしないと心に誓います。こんなのが許されるのはルー大柴さんだけですよ!!

西内:コ、コングラッチュレーションだぜ...

菅井:そう、とにかくきちんとした服装で、正しい日本語を使い、数字で明確に状況を説明できる人が信用に値するというわけです。一番わかりやすいのは、「いくら貯金がありますか?」と質問してみることですね。そのときに「⚪︎⚪︎円くらいですかね〜」なんて曖昧な返答をする人は信用できない。自分の状況も把握していないというのは、つまり管理能力がないということですから。

西内:では、貯金額も関係ありますか?

菅井:もちろんです。いくら正確に答えたとしても、平均年収400万円で10年働いているのに貯金額が50万円だと「お金についてきちんと考えられない人なんだな」という評価になります。逆に平均年収400万円で10年間働いていて貯金額が800万円だと、20%をコツコツ貯金してきたということですから、「きちんとお金を管理できる人なんだな」という評価になります。

西内:あ、あの...。私、社会人4年目にして、貯金0円なんです。 明日死ぬかもしれないなって思ったら、全部使っちゃうんです!!

菅井:......。

西内:菅井さん、そんなクズを見るような目で私を見つめないでください...。私、どうすれば良いですか?

菅井:いや、大丈夫ですよ。僕も30歳のとき貯金0円でしたから。

西内:(す、菅井さんも元クズじゃないか...)え、えぇ! 菅井さん、いきなり親近感が湧いてきました! そんな菅井さんが家賃収入だけで7000万円、そして田園調布でオシャレカフェの経営までできるほどになったキッカケはなんだったのでしょう!?


菅井:それは、ちょうど30才の銀行員時代、対照的な40才のお客様を見たときに考えが変わったんです。

西内:どんなお二人だったのでしょう?

菅井:一人は40才、年収1200万円、貯金0円。その方はお金を借りることはできませんでした。対してもう一人は40才、年収500万円、貯金2000万円。その方はお金を借りることができました。その二人を見て、いくら年収を多く稼げるとしても、貯金がないということはこんなにも自分の可能性を狭めてしまうことなのだということを目の当たりにしたんです。そこで、「このままではヤバイ」と思い、まずは積み立て貯金をすることから始めることにしたんです。

西内:40歳、つまり当時ご自身の10年後の2種類のモデルケースを見て、現実をつきつけられたのですね。

菅井:そう。それに、お金はある程度貯めて信用度をあげれば、銀行はお金を貸してくれるようになるんですよ。自分だけで稼ぐといっても限度がありますからね。会社員としてお給料を上げるというのは大変なことなんです。だからこそ貯金をして銀行からお金を借り、そのお金を運用して資産を増やすと良いんです。

西内:憧れます! 資産が資産を生む、お金がお金を生む、マンションが家賃収入を生む生活! 私も家賃収入で優雅に生活したいです!! どうしたらいいですか!!

菅井:はい、まずは少しずつで良いので貯金しましょうか...。

西内:はい、今日をもって貯金、始めます! でも、何からどう手をつけていいのやら...。菅井さんオススメの貯金方法を教えてください。

菅井:まずは、自分の事業計画書を書くことです。著書『家族のお金が増えるのは、どっち!?』の付録の表に、自分の事業計画を書き込んでください。そう、とにかく「可視化」「見える化」することが大切なんです。普段、無意識のうちに見ないようにしていることを、書くことにより見えるようにするんです。そうすると、分かりますね? そう、西内さんも確実に50歳になるんですよ。

西内:ギクッ!!

菅井:そのとき親は何歳ですか? 親の面倒は誰がみるんですか? 子供がいるとしたら学費はどれくらいかかるんですか? 自分の面倒は誰がみてくれるんですか? そんな現実の問題にリアルに直面することが大切なのです。

西内:菅井さん、私、体調が悪くなってきました...。考えたくありません...。


菅井:そうやって逃げていたらダメなんですよ。確実にそのときはやってくるということを目で見て認識するんです。そうすれば、このままではいられない、そう思うでしょう?

西内:はい...。でも、やっぱり欲しいものもたくさんあるし、飲み会にだって行きたいし、タクシーにだって乗りたいんですよ。貯金0円なりに...。貯金ナシの貧乏女にも、それなりに欲望ってもんがあるんですよ!!

菅井:もちろん飲み会もいいですよ。けどね、飲み会だって毎回行ってりゃいいってもんじゃないんです。毎回いかなくても人間関係が悪くなるなんてことはまずないですから。僕もお金を貯めると決めてからは、飲み会には極力いきませんでした。ただ、ポイントを押さえて行くべきと思ったときにだけ行っていれば、意外と人間関係は悪くならないものですよ。もし仕事の愚痴ばかりの飲み会に参加しているのなら、すぐにやめるべきです! 時間とお金の無駄ですから。

西内:でも、断りづらい時もありませんか? FORZA STYLE読者のビジネスマンなんて、特に先輩からのお誘いは断りづらいと思うのですが...。

菅井:断りづらい状況を回避するために、僕の場合はセミナーに参加していました。そうすると一石二鳥なんです。セミナーで知らないことを学べて自己投資ができるのはもちろんなのですが、飲み会を断る理由にもなるんです。周囲は「セミナーだから仕方ないね」と理解してくれる。これで、お金を貯めながら自己投資を効率よくやっていました。

西内:たしかに、飲み会で愚痴を言い合っているくらいなら、セミナーで勉強をしたほうがずっと有益な時間ですもんね!

菅井:そうです。あ、飲み会で思い出したんですが、銀行員は飲み屋やレストランの店員さんに対する態度もシッカリ見ているものなんですよ。

西内:と、いいますのは!?


菅井:飲食店の店員さんやタクシーの運転手さんを自分より下に見て横柄な態度をとる人は、それだけで「信用できない」という評価になります。銀行員相手にだけ良い顔をしていても、ふとした時に人間性が露呈してしまい信用を失うというケースは結構あるんですよ。それは女性が男性を見る目ときっと一緒なんですよね。

西内:たしかに嫌です! 飲食店の店員さんやタクシーの運転手さんに横柄な態度をとる人はそれだけで嫌いになっちゃいます!

菅井:そう、それは銀行員も同じなんです。

西内:最後に一つ、私はこれまで貯金も0円ですし、お金の使い方といったら無計画そのもので...。銀行は「お金の使い方」も全て把握していて信用度を測る材料にしていると聞いたのですが......。これまでに失われた信用を取り戻すにはどうしたら良いですか...?

菅井:深刻な質問ですね(笑)とにかく、銀行からの信用を失ったとしても5年間きっちりしたお金の使い方をして、公共料金やクレジットカード料金などの滞納をせず、さらには貯金もできていれば信用は取り戻せますから大丈夫です! とにかく今日気づいてよかったですよ。気づいた時が始める時ですから、今から貯金をして、身なりも整えて、銀行からの信用を得て、銀行からお金を借りられるようになって、将来富を築いてください! 大切なのは「お金を追うのではなく、信用を追う」ということですからね!

 


〜お金を追うのではなく、信用を追う〜
菅井さんは言いました。「目の前の仕事ひとつをとっても、同じことなんだよ」と。目の前の仕事に120%で打ち込み結果を出せば、信用され、さらに良い仕事をふってもらえるようになる。そう、仕事ひとつをとっても、お金のために仕事をするのではなく、信用のために仕事をすれば、結果としてそこにお金が付いてくるものなのだと。

FORZA STYLE読者の読者の皆さんも、仕事、ファッション、貯金、ヘアスタイル...。それぞれに一つ「信用」というポイントを加えて、これからのライフスタイルを考えみてはどうでしょう。きっとその先には、明るい未来が待っているはずです!!

思い立ったが吉日!!

さあ急げ、書店へ。菅井さんの本を買おう!
そして急げ、 銀行へ。積み立て貯蓄を始めよう!
そして菅井さんへの相談なら、田園調布から徒歩1分のカフェ「スジェールコーヒー」へ行こう!!

Text:Yuko Nishiuchi
Photo:Tatsuya Hamamura

【プロフィール】
菅井敏之(すがい・としゆき)
1960年山形生まれ。1983年、学習院大学卒業後、三井銀行(現・三井住友銀行)に入行。個人・法人取引、およびプロジェクトファイナンス事業に従事する。2003年には金沢八景支店長(横浜)に、2005年には中野支店長(東京)に就任。48才のときに銀行を退職。その後、起業し、アパート経営に力を入れる。6棟のオーナーとして、年間7000万円の不動産収入がある。また、2012年には東京の田園調布『SUGER COFFEE』をオープンし、人気のカフェとなった。著書『お金が貯まるのは、どっち!?』(アスコム)が40万部突破。

 

【ライター:西内悠子】
1988年、兵庫県西宮市出身。同志社大学文学部哲学科卒。avexへの就職を期に上京し、3年半のOL経験を経てフリーライターとなる。在学時に自身のアメーバブログが大学生ランキング1位を獲得。会社員時代、dマガジン「Hot-Dog PRESS(講談社)」にて「おじさんハンター」として連載をしていた。

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