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元メガバンク支店長・不動産投資家が教える 上手なお金の増やし方

2017.5.1
2017.5.1

資産を増やしたい! アナタのお悩みを一挙解決

突然ですが、アナタはどこの銀行で口座開設していますか? “なんとなく”メガバンクを選んでいるアナタ、それ、すっごく損をしているかもしれません!

だからといって、信用金庫の選び方が分からない...そんなアナタを、元メガバンク支店長が徹底指導!

著書『お金が貯まるのは、どっち!?』『家族のお金が増えるのは、どっち!?』が累計45万部を突破した、元一流銀行マンにしてベストセラー作家、不動産投資家(これだけで年収7000万円!)、カフェオーナーの菅井敏之さんへの前回のインタビューが大好評につき連載化決定!!

▶︎前回インタビューはコチラ
【マネーレポート】元メガバンク支店長が見抜くNGファッション「半沢直樹は、アナタをここで値踏みする」

どうやったら菅井さんみたいにお金持ちになれるの!? どうやったら家賃収入だけで7000万円も儲けられるの!? どうやったらリタイアして悠々自適に自分の好きなカフェを経営して生活できるの!? どうやったらベストセラー作家になれるの!? そんな疑問に、菅井さんが一挙お答え!

さて今回の質問は、「お金を貯めるにはメガバンクより信用金庫って聞いたけど、信用金庫ってどうやって選べばいいの!?」...教えて、菅井さ〜ん!!

信用金庫の選び方

FORZA西内:お久しぶりです!! 前回のインタビューが大好評で、FORZA内の記事ランキングで1位になりました。ありがとうございました。

菅井:こちらこそありがとうございます。やっぱり、皆お金が好きなんですね〜!! そりゃ、嫌いな人はいないですよね。

西内:はい、私もお金大好きです! ただ、前回のインタビューで、私が27歳にして貯金0円であることについて、菅井さんに「この女、クズだな...」という目で見られてしまったので、貯金をしようと思ったんですよ!! 菅井さんも、メガバンク支店長でリアル半沢直樹として活躍されていた時代、30歳にして貯金0円の元クズでいらっしゃったという言葉に勇気付けられて、貯金をしてみようと思ったんです。

菅井:そうですか...。で、いくら貯まったんですか?

西内:それが、まだ、0円なんです...。

菅井:......。

西内:菅井さん!! そんな目で見ないでください。見捨てないでください!! だからこそ、今回この菅井さんが営む田園調布のスジェールコーヒーに相談にやってきたんじゃないですか!! 貯金するにあたって、色々分からないことがあって。

菅井:何が分からないんですか?

西内:菅井さんは「メガバンクより地域の信用金庫を使う方が良い、信用金庫の選び方は、地元で親が昔から使っている信用金庫を選ぶと良い、そうすれば親の代から信用を引き継げるから」とおっしゃったじゃないですか? そこで疑問なんですが、そもそも、メガバンクと信用金庫ってそんなに違うんですか?

菅井:はい。メガバンクだと、西内さんが500万円預けたところで、「お得意様
」にはならない訳です。なぜなら、何億、何十億と預けている人が沢山いますから、500万円だけ預けている人なんて目にも止まらない。ところが信用金庫だと、500万円預けただけで「お得意様」として扱ってもらえる場合が多いんですよ。そうすると、信用も得られ、お金が借りやすい訳です。

西内:そうなんですね!! それならば、やはり信用金庫で貯金したいです。ただ、親に聞いてみたんですが、「メガバンクしか使ったことない」と言われてしまったんですよ...。でも、そもそもなんで親の使っている信用金庫が良いんですか?

菅井:一つは、「親の代から信用を引き継げるから」という理由があります。もう一つは「『なぜこの銀行と取引しようとしているのか』という経緯を説明しやすいから」という理由ですね。銀行というのは「なぜうちと取引したがるのか?」を知りたがるんですよ。その経緯も「信用に足る人物かどうかの判断材料」にするんです。その意味では「勤めている場所が近いから」、「親がつかっているから」、「家が近いから」といのはストーリーとして自然で分かりやすく信用されやすいんですね。

西内:そうなんですね。でも、親はメガバンクしか使ったことがないと言っていますし、しかも、私は兵庫県から東京に出てきているので、もはや地元の信用金庫といえば兵庫県の尼崎信用金庫になってしまいます。それは遠すぎて...。

菅井:確かに、すでに東京に出てきて東京で働いているとなれば、尼崎信用金庫は遠すぎますから、東京で探さざるを得ないですね。それに、信用金庫というのはそこに住んでいる人の経済発展に寄与するために組織された金融機関ですから、そこに今も住んでいることが大前提となりますからね。

西内:では、田舎から出てきた私はどうすればいいんでしょうか? 田舎の信用金庫にも見捨てられ、この東京という大都会の中を一人彷徨わねばならないのですか!?

菅井:そう焦らないでください。そもそも、「地域の信用金庫が良い」と言ったのは、絶対に地域の信用金庫でなければダメと言う訳ではないんです。目的は「お金を借りる時に、安い金利で貸してくれやすいところで貯金する」ということですから。

西内:では、どのように信用金庫を選べば良いのでしょうか?

菅井:西内さんのような場合は、もちろん勤め先や家の近くで探しても良いのですが「人の紹介」が一番かと思います。まずは上手に貯金して信用を得て銀行からお金を借りられている人の中で、西内さんが「この人のようになりたい」と思う人を探してください。そしてその人に銀行を紹介してもらうと良いです。その人がこれまで築いてきた信用も引き継がれますから信用をしてもらいやすくなる訳です。「紹介は信用」ですから。

西内:紹介は信用なのですね。紹介してくれた人の顔をつぶさないように、ちゃんとしなければ...という気持ちにもなりますし良いかもしれません。

菅井:そうですね。紹介というのは本当に大切です。例えば融資を受ける時でも、店頭にいきなり行って申し込みをした時点で、まず融資を受けることはできません。「店頭一見客」に融資をすることはまずあり得ないことなんです。なので、融資を受けるときは人からの紹介が基本になります。例えば住宅ローンを組む際に融資を受ける人のほとんどが、業者からの紹介を受けて銀行にきます。

西内:紹介がいかに大切かが分かりました...。頑張って探してみます!!

一人でお金持ちになろうとするな!

菅井:西内さん、あれから信用金庫を紹介してもらって積立貯金を始められてますか!?

西内:それが...まだ信用金庫が見つかっていなくて、貯金0円のままなんです。

菅井:......。

西内:菅井さん、そんなクズを見るような目で見ないでください!! これにはちゃんと理由があるんです。なんでも、私、紹介してもらえるような友達がいなくって...。

菅井:それは、可哀想に。

西内:そこで一つ聞きたいのですが、私のように人付き合いが苦手な人でもお金持ちになれるんでしょうか? 銀行はお金を貸してくれるんでしょうか? 友達もいない、銀行にも見放されるなんて、私孤独でこの先やっていけません!!

菅井:そうですね、大変言い難いのですが、やはり友達がいない人は色々な意味で不利ですよ。もちろん人付き合いを無理にする必要はないのですが、結局は私がメガバンク支店長時代に融資を受けていたお金持ちは、例外なく周囲の人を大切にして成功した人ばかりでしたから。

西内:でも、人付き合いが面倒なんです。紹介なんてなおさら、何かをお返ししないといけないのでは!? というプレッシャーにも負けそうになります。人の紹介なくして銀行に信用される方法はないのでしょうか?

菅井:もちろん、その場合は、融資やローンの際に利用する業者にお願いすれば良いんです。でも、結局お金を借りることだけならまだしも、ビジネスなんて一人の力では絶対にできないじゃないですか。

西内:確かにそうですよね...。

菅井:私が支店長時代に見た限りでは、周りに、自分より頭の良い税理士、弁護士、会計士などのチームを組んで動かす力があったからお金持ちになったという人がほとんどでしたから。

西内:確かに、何事にも成功には周囲の協力が必要ですよね。

菅井:そうです。銀行員だって同じです。私も銀行員時代は色々な人に助けてもらって支店長になり仕事ができていました。結局は、何をするにも「人に引き上げてもらう」ということがなければ人は成功できないんですよ。

西内:確かにそうは思うのですが、「引き上げてもらう」となると、今の私にはそのご恩をなにも返せないという引け目があります。お金を借りるということもそうです。「借りをつくる」ということにどうしても抵抗があるんです...。

菅井:その気持ちも分かりますが、まだ自分には恩返しできないからといって、人の助けなしに自分一人で成功しようとしているのならば、それは傲慢以外の何物でもありません。

西内:傲慢...たしかに、自分の力では何もできないのに人の力を借りることも拒むなんて、傲慢ですよね。

菅井:そうです。お金を持ちになるためには「みんなで長縄跳びを飛ぶ」という感覚を持つことが重要でなんです。

西内:長縄跳び...!?

菅井:お金持ちになるような人は、みんなで長縄跳びを飛んでいるんですよ。優秀な人を紹介したり、紹介されたりして、その中でビジネスをやっているんです。だから、西内さんもその中に飛び込むことが必要なんです。まずはお願いして仲間に入れて貰えば良い。

西内:でも、私はまだまだお金も人脈もないので、優秀な人たちに何かしてもらったとしても、私から提供できることってないんですよね。してもらうばっかりだと申し訳ないから、自分一人で完結してしまおうと思ってしまいます。

菅井:あのね、西内さんから何か物質的なものをもらおうなんて、誰も期待していませんよ。何もないのは分かってる。けれど、いつか恩を返したいと思う気持ちがあれば、それは通じるものなんですよ。

西内出世払い精神ですね!!

菅井:そうです。西内さんを助ける人、出資する人、融資する銀行はみんな西内さんの将来に期待しているから、いずれ自分の為にもなるかもしれないと思うから出資する訳です。そのご恩にきちんと誠意を持って向き合い、将来的に、助けてくれた人、出資してくれた人、融資してくれた銀行に対して良い結果をもたらすよう精一杯努力することが、今の西内さんにできる唯一のことなんですよ。

西内:たしかに、今の私に返せるものがないのなら、将来的に恩返しができるように今の自分を向上させる努力をするしかないんですね。

菅井:もちろん「一方的に貰うだけで良い」という考えはダメですよ。意外と人は「一方的に貰いたいだけの人かどうか」見ていますから。そういう人には誰も、自分の大事なお金や人脈を提供しようと思いません。でも、そこで西内さんが誠意をもって人間関係を築いて、相手が困っていることがあればできる限りのことをして助けてあげる気持ちがあれば、「この子のためだから助けてあげよう」と思ってくれるものなのです。

西内:今自分にできる最大限のことを、お世話になる人に提供するということですね。

菅井:そうです。いつでもビジネスは「人が困っている」ところに発生するものですから。良き人間関係も同じです。常にGIVEする気持ちを持つ、これが大切です。これさえあれば、西内さんにも銀行を紹介してくれる人はいますから!!

西内:はい、人付き合いが苦手だなんて言わずに、積極的に人と関わり、助け合える関係を築いていきたいと思います。でも、やっぱり人にお金を借りなくて良いように、とにかく『お金が貯まるのは、どっち!?』を読んで貯金します。

菅井:はい、頑張ってください!

リボ払いと複数ローンの危険性

西内:こんにちは。今回は「リボ払い地獄」についてお伺いしたいです。よろしくお願いします。

菅井:リボ払い地獄って...なんだか恐ろしいタイトルですね。西内さん、リボ払い地獄に陥っているんですか?

西内:いいえ、わたしはリボ払いに手をつけたら雪だるま式に借金が膨れ上がってしまう自信があるので、手をつけていないんです。ただ、仲の良い友人で、クズ仲間の20代の女の子がいるんです。その子が4枚のカードでリボ払いをしていて、リボ払い地獄に陥っているんです。

菅井:それは...かなり重症です!! リボ払いに手をだすだけでも信用が失われるのに、複数のカードでリボ払いをしているなんて、いずれ自己破産してもおかしくないですよ!!

西内:自己破産ですか!? なんて恐ろしい。わたしの友達、自己破産することになるかもしれないんですか!? 菅井さん、どうか救いの手を...!

菅井:では、まずこのことを意識するように伝えてください。大前提として、「リボ情報、クレジット情報は、すべて個人信用センターというところに記録されている」ということを。

西内:そうなんですね。個人信用センターとやらに記録されることは、そんなに恐ろしいことなのでしょうか?

菅井:そうですね、まず、クレジット分割払いやリボ払いを繰り返していると「浪費家」というイメージを与えてしまうんです。

西内:浪費家だと、何か悪いんでしょうか?

菅井:もし将来銀行から融資をうけたいという場合に、「この人は浪費家」という印象を与え、非常に不利になってしまうんですよ。前にも申し上げたように、銀行が融資をする際に一番嫌うのが「浪費家」なんです。

西内:そうなんですね!! わたしはすぐ終電を逃してタクシーに乗ってしまいます!! これって浪費家ですか?

菅井:立派な浪費家です! 西内さん、フリーになったばかりなんですから、身の程を知って、タクシーに乗らないで済むようにしないとダメですよ!!

西内:は、はい...。

菅井:とにかく、クレジット分割払いとリボ払いというのは、銀行から厳しくチェックされるものなんです。銀行からすれば、クレジット分割払いやリボ払いをする人というを「赤字経営の人」として見るものなのでんですよ。

西内:たしかに、自分の持っているお金の範囲内で浪費を済ませられないということは、赤字ですよね。

菅井:そうです。また、西内さんのお友達の「リボ払い地獄」の女性は、複数のカードでリボ払いをされているんですよね? それは、本当に危険な行為です。いくら借りている金額が少なかったとしても、それが命取りになり兼ねません。

西内:命とりと言いますと...?

菅井借金というのは「借りている金額が多い」ということよりも、「借入先の本数が多い」ということのほうが危険なんですよ。借入先の本数が多い人は、多ければ多いほど自己破産に陥る危険性が高まるのです。

西内:借入先の本数が多いというのは、なぜそんなに危険なのでしょう?

菅井:それは、複数の場所で金利を発生させることになるからです。例えば住宅ローンなんかの場合だと、2000万円借りていても、一つの場所から2000万円を借りているのであれば、35年ローンで毎月の支払い負担は5万5千円ほどですみます。しかし、たとえ借りている金額が500万円であっても、複数の場所から30万円、50万円、100万円と借りている場合、月々の支払いは簡単に15万円にもなってしまうのです。この比較を見ると、いかに複数の場所でローンを組むことが怖いことか分かりますよね。

西内:はい...。恐ろしいですね。一つの場所で2000万円借りることより、複数の場所で500万円借りることのほうが危険だなんて、目から鱗です。

菅井実は自己破産をしている人の多くが、たった100万円、300万円の借金の利息が原因で自己破産をしているんですよ。そんな金額のために人生を棒にふるなんて、どうかしていますよ。

西内:自己破産ってよく分からないですけど、なんだか凄く怖い響きです。自己破産はしたくありません!!

菅井:知られていないだけで、20代にして自己破産する人はいくらでもいるんですよ。ですから、まずはクレジット分割払いやリボ払いなどの浪費癖をとにかく治してください。20代の女性ですから洋服や化粧品が欲しいのは分かりますが、「カードではなくて貯金の中から買う」ということを徹底してください。そして、もし借りるとしても、複数の場所から借りずに一つの場所から借りるということを心がけてくださいね!

行動すれば年収2倍!? 自分を安売りするのはやめよう!

西内これまでに印象に残った相談者の方についてのお話を伺いたいのですが、最近ではどのような相談者が菅井さんのもとに相談にやってきましたか?

菅井:そうですね、最近だと、37歳のサラリーマンの方で、「いわゆるブラック企業に安月給でこき使われて辛い」という方がいらっしゃったんですよ。年収300万円で、恋人もいない、恋人をつくりたくても忙しくて時間がない、結婚願望はあるがお金がないので結婚もできない、そんな悩みでした。

西内:そういう方をみて、菅井さんはどのように思われるんでしょうか?

菅井:まずね、色々な企業が「人が足りない」と嘆きながら人を募集している中で、こんな安い給料で、しかも好きでもない仕事で会社こき使われているなんて、おかしいですよ。僕はいつもこうやって不平不満を言いながら働いている人に対してこう言うんです。「なんでそんなに自分を安売りしているの?」と。

西内:確かにそうなんですけど...きっと、安売りしているつもりはないんですよ。「正社員として雇ってもらえているだけでありがたい」と考える人がほとんどなんだと思います。

菅井:そんなのバカバカしいですよ。終身雇用の時代でもない、会社に尽くしたところで会社は一生守ってくれるわけじゃない、全ては自己責任の時代に、そんなに会社に依存してしがみついていて、どうするんですか。もちろん、サラリーマンの人に「会社を辞めろ」だなんて思わないですよ。ただ、仕事内容、勤務時間、労働環境、全てに不満を持っているのに安月給でこきつかわれたままにしているなんて、自分を安売りしているとしか言えないですよ。

西内:たしかに、好きでもない会社にコキ使われるために産まれてきたわけじゃないですもんね...。

菅井:そうですよ。とくに、37歳の彼は自分では気づいていないみたいでしたが、経験もキャリアもしっかりある。ただ、会社に過小評価され続けていたために、「自分には能力はない。僕はこの会社で年収300万円で働き続けるしかない」と、半ば洗脳されたような状態にあったんですね。けれど、僕から見れば立派なキャリアと技能があった。だから、「自分を安売りするのはやめなさい。君にはもっと価値があるんだから。これまでの経験やキャリアを持ってすれば、きっと転職もうまくいく。一度転職活動をしてみたら、おそらく今よりも良い就職先が見つかると思う。」と言ったんです。

西内:洗脳を解いてあげたわけですね!

菅井:いえいえ、そんなに大したことではないですよ、ただ、客観的に見たありのままの彼の状況を伝えただけなんです。けれど、それでも自信が持てなかったようなので、知人の信用できる転職エージェントを紹介したんですよ。

西内:さすが、本当に「困った時の菅井さん」ですね! そして、彼は転職が決まったのでしょうか?

菅井:それが、いざ転職活動を始めると、まさかの超大手自動車メーカーに正社員で採用されたんですよ!

西内:すごい...!!!

菅井:しかも、年収が600万円になったんです。 2倍ですよ!? 少し転職活動の勇気を持っただけで、いきなり年収が2倍になる、こういうことがあるものなんですよ。

西内:本当にすごいですね。菅井さんに背中を押されエージェントを紹介してもらった彼は、菅井さんに感謝の気持ちでいっぱいでしょうね!

菅井:彼は、その後も同じ悩みを持つ友達をつれてこのカフェにやってきますよ(笑)。「ずっと年収コンプレックスで自信が持てなかったけれど、これからは自信をもって婚活もできます!」と喜んでくれました。

西内:「お金持ちになるには、自分を安売りしてはいけない」肝に命じます!

菅井:そうです。きちんと自分の価値を世に問うべきなんですよ。きちんと考えて今の仕事をを選択している人はいいのですが、何も考えていない人の中には「世に問う」ということを何もしていない人が多すぎる。今回の37歳男性のように、「自分の価値を世に問う」という行動に移せば年収が2倍にも3倍にもなるかもしれないのに、それをはなから諦めて会社に良いように使われている人が多すぎるんです。それでは、一生お金持ちにはなれませんよね。

西内:ただ、ひとつ思ったんですけど...菅井さんは「相談料はとらない」っておっしゃいましたけど、それ、自分のことを安売りしてませんか!?

菅井:たしかにそうですね(笑)。自分のこととなると、難しいものです...(笑)。ただ、直接的な儲けはなくてもいいんですよ。いつも皆さんにはここにあるオリーブオイルやハチミツ、クッキーを買っていって頂いていますから(笑)。

西内:それにしても良心的です!! そんな菅井さんには「相談を受ける時のポリシー」などはあるのでしょうか?

菅井:人に親切にする時、相談されたときは、決して自分の力を出し惜しみしてはいけないんです。きちんと、この人の相談を聞こうと思ったからには120%で向き合う。人に得をさせたくないなんて邪念があって自分の力を出し惜しみするような人には、良い話はやってきません。人は意外と見ているものですから。

西内:わかりました! これからは自分を安売りせず、そして人には親切に生きていきます! ありがとうございました。

ベストセラー作家への道! 自営業は目立ってナンボ!

西内突然ですが、私「印税生活」に憧れてるんです。貯金0の私が、印税生活により一躍大富豪に!! なんて夢見ています。菅井さんは、メガバンク支店長から著書『お金が貯まるのは、どっち⁉︎』が40万部、続編を含めると45万部を突破するベストセラー作家に華麗なる転身を遂げられましたよね? 不動産収入に加え、印税収入も...そんな菅井さんライフに憧れます!! 印税欲しいです! どうしたら良いですか?

菅井:まあ、落ち着いてください。僕は何も、印税目的で著書を出版した訳ではないんですよ。

西内:では、何が目的だったんですか?

菅井:実は...このスジェールコーヒーを皆さんに知って欲しかったんです(笑)。

西内:動機の不純具合で言えば、印税目的となんら変わらないような気がします...。でも菅井さん、スジェールコーヒーの宣伝目的で執筆したはずの著書がベストセラーになるなんて、人生何が起こるか分からないものですね。

菅井:本当にそうですよ。当時僕は銀行員を辞めて独立したばかりで、不動産投資業とここ「スジェールコーヒー」のカフェ経営をはじめていたのですが、不動産投資についてはすぐに軌道に乗ったものの、スジェールコーヒーにはなかなかお客さんが入らなかったんですよ。そこで、「自営業は目立ってナンボだ!」と言う思いから、本を出版したことのある姪っ子の安藤美冬に相談したことがキッカケだったんです。

西内:姪御さんはどのような方なのでしょうか?

菅井:姪っ子は、元々は集英社でOLをしていたんです。ですがその後独立してフリーランスになり、独立するやいなや「ノマドワーカーの先駆け」として情熱大陸に出演し、著書も出版してメディアの注目を浴び、一躍有名人になったんです。知名度があがればその分活躍の場も広がり、独立したばかりなのに随分充実した生活を送っていました。その話を聞いて、「スジェールコーヒーの宣伝のために、本を出版したい」と姪っ子に軽く話してみたら、姪っ子がすぐに出版社の社長さんを紹介してくれたんです。その社長さんに僕の経歴や知識をお話してみたところ「面白い!」と言ってくださり、あれよあれよと言う間に著書を出版することが決まりました。あのスピード感には驚きましたね。何事も「やりたいことがあるなら、声に出す」ということの大切さを学んだ瞬間でした。

西内:姪御さん、フリーランスになるやいなやブレイクするなんて素晴らしいですね。そして、「本を出版したい」と夢物語で終わらせる人も多くいる中で、まずは声に出すことで夢を現実に変えてしまう菅井さんも流石です。

菅井:姪っ子は凄いですよね。彼女が会社を飛び出した瞬間はまさに今の西内さんの状態ですよ。黙って会社に居れば、大手企業に守ってもらえてお給料も貰え安泰なのに、チャレンジしてみたくなったといって先も見えないのに辞めてしまったんです。当時はすごく心配しました。まぁ、僕も大手銀行を辞め安定を捨てた身なので人のことは言えませんが(笑)。結果姪っ子は情熱大陸にまで特集され活躍できるようになりましたし、何が起こるか分からないですね。

西内:フリーランスになってすぐに情熱大陸に特集されるなんて凄いですね! ちなみに菅井さんの出版話が決定した時は、銀行から独立されてどれくらい経った時だったのですか?

菅井:ちょうど独立して1年、スジェールコーヒーはオープンしたての時期でした。僕の書籍の出版が決まり、3日程編集者さんと打ち合わせをして僕の知識をお話してから、あれよあれよという間に出版が決まり、瞬く間に「ベストセラー作家」と言っていただけるようになってしまいました。そして著書の最後にこのスジェールコーヒーの宣伝を入れてもらったんです(笑)。結果は、スジェールコーヒーというよりも僕自身の宣伝になり、講演会やメディア出演など色々なお仕事の機会をいただけるようになりました。銀行員時代は何も思わなかったですが「自営業って目立ってナンボだな」ということを強く思いましたね。

西内:確かにそうですよね。何をするにも知名度があった方が発信しやすいですよね。その分、知名度がある人は大変だと思いますが、私ももっと知名度があれば、もっと記事を読んでもらえるのになと思うことがあります。

菅井:それなら、どんどん思っている願望を口にした方が良いですよ。願望を口に出すことは本当に大切です。僕も「本を出したい」と言ったおげで本を出させてもらうことになり、そこから派生して色々なお仕事をいただけるようになり、色々な方に出会う機会も増え、結果不動産投資業にも良い影響を及ぼしています。まずは「本を書きたい」「知名度をあげたい」等と、素直に口に出して発信することが大切ではないでしょうか。

西内:そうですよね、これからは自分の願望をもっと口に出していくようにします。ちなみに、本が出版されてベストセラー作家になるまでの道のりってどのようなものなのでしょうか?

菅井:まずは先ほどもお話した出版社の社長さんに優秀な編集者さんをご紹介いただき、その方と打ち合わせをしたんです。僕は銀行員時代の半沢直樹話がウケると思っていたので、そのような話を長々としたのですが、編集者さんからあまり良い反応はなく...また、不動産投資の専門的な話もしたのですが、そちらも良い反応がなかったんです。では何であれば本にすることができるのかと考えたときに、専門的な知識を誰にでも分かる表現で伝えられるようなものが良いのではないかということになり、著書「お金が貯まるのは、どっち!?」のように、銀行員の知識を一般読者に分かりやすく解説する本の出版に至ったのです。いかに専門知識のない方にも伝わるようなお話をキャッチーに分かりやすく書くことができるかというのを編集者さんに色々と教わりながら出版させていただくことができました。

西内:本になる過程って、そういう感じなのですね。とても勉強になります。たった数日の打ち合わせが、色々な人の役に立つ著書となり影響力を持つなんて、凄いことですよね。私ももっと記事を読んでもらえるように、色々と幅のあるお仕事ができるようになりたいです。

菅井:そうですね。そのためには、「こうなりたい人」を見つけてとにかく話を聞きにいくと良いですよ。でも、「教えてください」というだけじゃ、忙しい人はなかなか会ってくれませんよね。相手の時間を奪うということは、相手にも意味のある時間を過ごしてもらえるよう心がけることが大切です。例えばあなたの場合は文章をかくことを生かして、「インタビューさせてください」とインタビューという仕事をキッカケに会いたい人に会いにいくのも良いかもしれません。もちろん、相手がインタビューされても良いと思ってくれている場合に限りますが。もちろんインタビューだけではないですよ。何か一つでも自分の特技を持っていれば、その特技を生かして相手のためになるようなことを考え、時間を貰えば良いんです。そうして色々な人との関係性を築き、そこで自分の願望を恥ずかしがらずに発信していけば、そして謙虚さを忘れずにいれば、助けてくれる人はきっといますから。

クレジットカード3枚以上は危険!!

西内:菅井さん、こんにちは。菅井さんの著書に、「お金が貯まるのは、どっち!?」でクレジットカードは2枚までにするべきと書かれていました。私、実際に使っているのは2〜3枚なのですが、これまでにもう何枚もクレジットカードを作ってしまっていて、全く管理できていない状態なんです。これってやっぱり、良くないんでしょうか。

菅井:そうですね。「ポイントが貯まる」などの勧誘で言われるがままにクレジットカードを沢山作り、管理が行き届いていない西内さんのような方は沢山いるんですが...それ、すごく危険な行為です。クレジットカードを複数枚持つということって、リスクやデメリットのあることなんですよ。

西内:どのようなリスクやデメリットがあるのでしょうか。

菅井:そもそも、銀行員はクレジットカードを複数枚使用しているというだけで「浪費家なんじゃないか」という目であなたのことを見ます。これは、銀行からお金を借りるにあたって非常に不利な状態ですよね。つまり、クレジットカードを複数枚持っているということは、おのずと自分自身の信用を毀損していることに繋がるんです。

西内:そうなんですね! 何も考えずに「ポイントが貯まったらお得だなあ」と思ってクレジットカードを作りまくっていました。しかも、そのポイントを使う訳でもなく、いくらポイントが貯まっているのかも分からず、ただただ財布が分厚くなって管理がしにくくなるだけ...最悪な状態ですよね。

菅井:そうですね。クレジットカード複数枚をきっちり使い分け、ポイントも有効に使い管理できる方ならまだ良いのですが、西内さんのような方はクレジットカードを複数枚持つことに全く向いていません。なにより、自分のクレジットカードすら管理できていない、お金周りのことを管理できていないということは、銀行員から見ると「信用に値しない人物」なんですよ。そんなルーズな人に誰もお金を貸そうとは思いませんよね。貸しても返ってこない可能性が高いですから。

西内:そうですよね...。では、どうすれば良いのでしょうか。

菅井まず、自分の生活パターンを思い浮かべて「このクレジットカードは頻繁に使うから持っておいた方が良い」と思うもの2枚を決めましょう。そして、それ以外は全て解約してください。基本的には決まった1枚のクレジットカードのみを使用することをお勧めします。1枚だけを使用するようにすると、そのクレジットカードの履歴を見て家計簿代わりにすることができますから、お金の流れを管理するのに便利なんです。残りの1枚は、万が一の場合の予備にとっておくと良いですよ。

西内:たしかに、1枚にまとめておいた方が、今月の支出、収入を一括で管理できて便利ですよね。

菅井:そうですね。僕なんかの場合は、ほぼ全てクレジットカードで支払いをしています。

西内:そうなんですか!? それこそ、カードを使いすぎて返済地獄に陥らないんですか!?

菅井:いえいえ、それは自分の限度の範囲内でやりくりしていますから。それくらいの管理能力は西内さんも持たないとダメですよ。

西内:そうですよね...。クレジットカードだと、ついお金持ちになった気分になってしまいます。

菅井:そういう人にはクレジットカード払いは危険かもしれませんが、僕の場合はコンビニも何もかも全てクレジットカードで支払うことによって、自分のその月のお金の流れを一目見て把握できるので、とても便利なんです。とにかく、基本的に使用するクレジットカードは1枚に絞ることです。何事においても、まずは「管理しやすいかどうか」を基準に判断すると良いですね。自分の人生の社長は自分自身でしかないわけですから、経理の状況を分かっていないなんて絶対にダメです。クレジットカードさえ管理できていないようでは、銀行に信用されないどころか「人生の社長」として失格ですよね。

西内:自分が人生の社長...肝に銘じます。

菅井:はい。ですので、クレジットカードは2枚に絞り、普段使用するのは1枚に決め、残りの1枚を予備にとっておくという方法で管理してみてくださいね!

出世するために必要不可欠なこと!

西内:ついに連載第7回目です! これまで、「クレジットカードは2枚以上持つな」「貯金するなら信用金庫を選べ」などなど目から鱗のお金の知識を教えてくださる菅井さんですが、メガバンクで支店長まで登りつめた菅井さんの仕事術についてもお伺いしたいです。そもそも菅井さんは、お金が好きだから銀行員になったんですか?

菅井:いえいえ、元々は全然お金には興味がないんですよ。僕はこういう社交的な性格ですから、マスコミ関係や旅行会社に就職しようと思っていたんです。ただ、いざマスコミ関係や旅行会社に入ろうとしている同級生を見ると、僕と同じような明るい社交的な人間ばかりなんですよ。それを見た時に、「自分と同じようなタイプがいない場所の方が、自分の特性を活かせるんじゃないか」と思ったんですよね。それで選んだのが銀行だったんです。

西内:確かに銀行といえば真面目で堅物な人が多いイメージなので、菅井さんのキャラクターは意外な感じがしていました。

菅井:そうなんです。僕はとにかく競争が嫌いなので、同じようなタイプの人間と張り合うよりも、全く違うタイプの人たちの中で個性を活かしたいと思ったんです。

西内:大学生にして、そこまでご自身を客観視できるなんて凄いですね。でも、飛び抜けて明るいキャラクターでコミュニケーション能力まで高いとなると嫉妬されたりしそうですよね。

菅井:そうですね。でも、「出る杭は打たれるけど出すぎた杭は打たれない」と言いますから、自分は出すぎた杭になってやろうという思いで仕事をしてきました。銀行員というのは最初は下積みで集金なんかをやらされることが多いのですが、僕は「もっと稼げることがしたい」と入社2年目の新人なのにも関わらず上司に直訴したこともありました。もちろん前例のないことなので上司も驚いていましたが、幸い理解ある上司で「生意気だけれど面白い」と思ってくれたようで、2年目にして最重点エリアの担当に抜擢してもらえたんです。

西内:直訴して下積みから一気に最重点エリア担当だなんてすごいですね。

菅井:そうですね。直訴はリスクがあることなので安易にオススメはできないですが、やはり何か思ったときに上司や周囲へ相談するということは重要だと思いました。コミュニケーション能力って、要は「相談力」なんですよね。一人で解決できることなんて限られていますから、きちんと相談すること。報告・連絡・相談によって信頼関係ができていくものなんですよね。僕は常に報告・連絡・相談することを意識していたので、上司からも信頼してもらえ重要な役割を任せてもらえたのだと思います。

西内:コミュニケーションとは、ベラベラ話せることじゃないのですね。

菅井:そうですね。人が怒る時というのは、たいてい「相手に軽んじられた」と感じたときなんです。つまり、報告・連絡・相談さえきちんとしていれば、相手を軽んじている印象を与えることはないですし、つまり相手を怒らせることもないわけです。これまでも何度も言っているように、仕事でも、銀行でお金を借りる時でも何よりも重要なのは「信頼」ですから、その「信頼」を勝ち取るために、コミュニケーション能力をつけること、つまり「報告・連絡・相談」を徹底することが大切なんです。それが僕の仕事術ですね。それがあったからこそ、支店長もさせてもらえたのだと思います。

西内:“人が怒る時というのは、たいてい「相手に軽んじられた」と感じたとき......”すごく勉強になります。報告・連絡・相談を怠らず、常に上司や仕事相手、友人への誠意ある対応を心がけ、私も出世したいと思います! ありがとうございました!

もうすぐ確定申告! 会計、FX、投資のこと

西内:菅井さん、こんにちは。もうすぐ確定申告の期日ですよね。私、まだ何もできていなくて...吐き気がします。

菅井:西内さん、会社員を辞めたんですからもう誰も面倒を見てはくれないんですよ。誰かが面倒を見てくれると思っているから、そういうことになるんです。フリーランスは誰も助けてはくれません。当事者意識がなさすぎますよ。

西内:そうですよね。ただ、何から手をつけていいのか分からなくて。早く税理士を雇えるくらいに稼ぎたいものです。菅井さんはやっぱり、税理士さんを雇っていらっしゃるんですか?

菅井:そうですね、今は税理士にお願いしています。ただ、2年前までは自分で全てやっていましたよ。今は忙しいので任せていますが、確定申告くらいは自分でできるくらいにはしておかなくてはなりません。これはサラリーマンでも一緒です。お金にまつわる数字は読めるようにしておいて損はないですから。

西内:数字が読めるといいますと...?

菅井要は、「会計力」です。

西内:会計力って何ですか? そして、その会計力とやらを高めるにはどうしたら良いのでしょう?

菅井:分かりやすいものだと、まずは簿記を勉強することですね。簿記3級を勉強すると、会計の基本中の基本を学ぶことができます。別に資格をとる必要はないですが、勉強して理解しておく必要はあります。個人事業主ならなおさら勉強が必要ですし、特に西内さんのようにお金持ちになりたい人は絶対にお金についての勉強が必要です。お金持ちになりたいのなら、お金のことを知らなければならないという当たり前のことを、理解していない人が多すぎるんですよ。

西内:そんなにお金の勉強って重要なんですね? 何も考えられていませんでした。

菅井:特に財務、会計の知識を身につけるのは必須です。会社員も勉強すべきですが、会社員を辞めて独立をしたような人は、例外なく勉強した方が良い。損益計算書と賃借対照表くらいは読めるようにしておかなければならないですね。

西内:全く読めません! ああいうのって、大きい企業の経営者が知っておけば良い話だと思っていました。

菅井:そう思われがちなんですが、実は損益計算書と賃借対照表の「考え方」というのは「お金」における基本的な考え方、根幹なんですよ。だからこそ、企業の経営者でなくても勉強しておく必要があるんです。自分の人生の経営者としてのリテラシーを保つために、会計、財務、ファイナンス、簿記、不動産の勉強はしておいた方が良いですね。

西内:不動産というと、宅建の資格の勉強をすれば良いんですか?

菅井:資格をとることが目的ではないですが、知識はあった方が良いので資格の勉強をするのも良いと思いますよ。またそれに加え、株や債券についても、ゆくゆくは知っておくべきですね。また、「1億の不動産を買いたいのなら、だいたい3000万くらい貯めれば残りの7000万円は銀行から借りられる」というくらいの知識、感覚は身につけておいた方が良いです。

西内:だいたい借りたい額の3割程度のお金を貯めれば良いんですね。

菅井:そうです。だいたいの人が「老後のための貯金」をしようとしますが、本当は「お金を貸してもらうための貯金」をするべきなんですよ。

西内:ちなみに、さきほど菅井さんが「株や債券」とおっしゃいましたが、FXはどうなんでしょうか? 私、FXで一攫千金を狙いたくて、すごく興味があります。ただ、ギャンブルっぽい印象もあって少し怖いんですよね。

菅井:たしかにその印象はありますが、FXをやるなとは僕は思いませんよ。FXもリスクは高いにせよ、立派な金融取引ですから。ただ、よくデイトレードを仕事中にコソコソしている人がいますが、あれは最悪です。そんなことをしていたら信用を毀損しますから。僕はこれまで散々、銀行でお金を借りる時も、仕事の時も、何より大切なのが「信用を得ること」だと言ってきましたよね。なのに、仕事中にトイレでコソコソFXをやっているような人は、本業での信用を毀損しているわけです。もちろんFXは儲かることもありますが、本業の信用を毀損してまでやることではないと僕は思いますね。周囲はきちんと見ていて、そんなに甘くないですから。そんなことをしていては、もし仮にFXで失敗した時にも誰も助けてはくれなくなります。ですので、忙しい人は、自動取引などの手間がかからない投資方法を選ぶべきですね。

西内:ちなみに菅井さんは、今なにか不動産以外に投資をされていますか?

菅井:僕は、今暴落している国の通貨を買おうと思っています。投資の利益というのは買うときに確定するので、暴落の時こそチャンスなんです。それに、今暴落している債券は、ものすごく金利が高い。なぜなら、お金が集まってこないからこそ、どんどん投資してほしいと考えているからです。だからこそ、暴落している債券が買い時なんですよね。「金利が高くて為替水準が安い」、この状態が買いのチャンスです。僕はこれまで「誰かが困っているところに仕事が発生する」と言ってきましたが、投資も同じ。誰かが困っているところにチャンスがあるというわけですね。

銀行ATM は貧乏への一里塚

西内:今回は、著書「お金が貯まるのは、どっち!?」でも取り上げられていた「お金をおろすなら、銀行かコンビニかどっちにするべきなのか」についてお伺いさせてください。この質問を聞いたときに、なんとなく「銀行でおろした方が良いのだろうな」と思ったのですが、実際のところどうなんでしょうか?

菅井:その通りです。コンビニは時間や曜日問わず手数料がかかってしまうというのも大きな理由の一つですが、他にも理由があります。

西内:その理由とは何なのでしょうか?

菅井:それは、「コンビニにATMがある理由」を考えれば分かります。コンビニのATMでお金をおろすと、ついついコンビニで「ついで買い」をしてしまいますよね。この「ついで買い」こそが、お金を貯める上で大敵なのです。というのも、「ついで買い」だけでコンビニで月5万円以上使っている人って世の中には沢山いるんですね。しかも、5万円も使っている自覚すらない。つまり、コンビニATMの利用は、多くの手数料がかかってしまうだけでなく、「ついで買い」による出費もかさんでしまうことになるのです。

西内:確かに、コンビニで買うよりもスーパーで買う方が安いものも、ついつい買ってしまいますね。ATMはコンビニの奥の方にある場合が多いですし、その間についついお菓子やドリンクや雑誌に目がいってしまいます。

菅井:それこそが、コンビニにATMがある理由なんですよ。何もコンビニで買い物するのが悪いといっている訳ではないんです。悪いのは、「買うつもりはなかったのに、ついつい買ってしまう」という無計画さです。無計画では、お金を貯めることはできませんから。そもそも、手数料が高くなる日曜日や夜にATMを利用すること自体が無計画なんですけどね。この無計画さをなおさない限りは、銀行ATMを利用しようとコンビニを利用しようとお金を貯めることはできません。

西内:確かに、無計画にお金を使い、気づいたら財布に現金がなくて銀行ATMかコンビニATMに駆け込むということが多いです。

菅井:それは一番お金が貯まらない人のパターンです。お金が貯まる人は、まず「今月は5万円で暮らそう」と決めるんです。そして、ATMを利用するのは月に1回におさえるんですよ。週1回でも良いです。とにかく「コントロールすること」「管理すること」が重要です。そうすれば、手数料も多くはかかりませんよね。そして、自分の決めた金額でやりくりをするわけです。もちろん、5万円でなくてもその人の収入に合わせた金額を設定してかまいません。そうして、自分のATM利用回数や、収支パターンをコントロールすることが大切なのです。そのことさえ理解しておけば、コンビニでの「ついで買い」もコントロールできるので、銀行ATMを利用しようが、コンビニATMを利用しようが構わないわけですね。

Text:Yuko Nishiuchi
Photo:Tatsuya Hamamura

 

菅井敏之(すがい・としゆき)プロフィール】
1960年山形生まれ。1983年、学習院大学卒業後、三井銀行(現・三井住友銀行)に入行。個人・法人取引、およびプロジェクトファイナンス事業に従事する。2003年には金沢八景支店長(横浜)に、2005年には中野支店長(東京)に就任。48才のときに銀行を退職。その後、起業し、アパート経営に力 を入れる。6棟のオーナーとして、年間7000万円の不動産収入がある。また、2012年には東京の田園調布『SUGER COFFEE』をオープンし、人気のカフェとなった。著書『お金が貯まるのは、どっち!?』(アスコム)が40万部突破。
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▶︎菅井敏之さん 公式ホームページはコチラ
http://www.toshiyukisugai.jp/
 

▶︎菅井さんのカフェ『SUGER COFFEE』(スジェールコーヒー)はコチラ
食べログ:http://tabelog.com/tokyo/A1317/A131704/13155829/
公式ページ:http://www.sugercoffee.jp/
※田園調布から徒歩1分!! 美味しいコーヒーをいただきながら、菅井さんに相談もできます。

 


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【ライター:西内悠子】
1988年、兵庫県西宮市出身。同志社大学文学部哲学科卒。avexへの就職を期に上京し、3年半のOL経験を経てフリーライターとなる。在学時に自身のアメーバブログが大学生ランキング1位を獲得。会社員時代、dマガジン「Hot-Dog PRESS(講談社)」にて「おじさんハンター」として連載をしていた。

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