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干場の究極ワードローブ! キーワードは“エコラグ”
第28回 エンツォ ボナフェのダブルモンク

2015.6.1
2015.6.1

重厚なスーツから、ジャケパン
デニムにまで似合う汎用性が魅力

エンツォ ボナフェはア・テストーニで修業したエンツォ・ボナフェさんが、奥さんや靴職人たちの協力を得て1963年に立ち上げたブランドです。現在も手間と時間のかかるハンドソーン・ウェルト製法(正確には一部、機械を使用するグッドイヤー・ア・マーノ製法ともいわれる)を中心に、伝統的な靴づくりの手法を守っており、その真摯な姿勢は“イタリア靴業界の良心”とも呼ばれています。

このダブルモンクは、エンツォ ボナフェを国内に紹介し、現在もボナフェと太いパイプをもつ日本の靴業界のパイオニアである坪内浩さんのお誘いで、別注させていただいた一足です。もともとはamazonが手がけるファッションサイト「Javari.com」の1コンテンツとして販売用に作ったのですが、完成品が届いたら予想以上の仕上がりで正直驚きました。僕は既製品であれば、何かと手を加えてしまうのですが、今回は最初から自分好みにできるとあって、皆さんの好意に甘えて、仕事を忘れてワガママを言わせていただきました。

別注の一番のポイントは素材選び。英国発祥のダブルモンクをアメリカ的な雰囲気の強いコードバンを使って、イタリアのブランドが作る。僕自身、コードバンのモンクは見たことがなかったですし、もしかして世界初かも、なんて笑い話しをしていました(笑) まぁ、それはともかくとして、色がアンティーク家具のような赤茶ということもあるんでしょうけど、どこか色気があるというのはやっぱり魅力ですね。

それもファッションにおいて、僕が影響を受けた国のいいところがギュッと詰まっていて、どこどこのスタイルみたいに言い切れない、いい意味での無国籍な感じがするんです。英国的な重厚なスーツにも合うし、軽やかで粋なイタリアのテーラードにも相性がいい。さらにアメリカンカジュアルを代表するデニムのときも履けるので、国境を越えていろんな人が楽しめるポテンシャルがあると思っています。

ソールはコードバンの厚みに合わせてダブルソールにしました。また、歩きやすさを考慮したラバー製のダイナイトソールというのも、僕らしいスタイルなのかなと気に入っています。あと、さっき革がポイントといいましたが、実は赤茶のコードバンのほかに、黒のスエードを別注しています。それはそれで趣があっていい。四季を問わずに履けるのも“エコラグ”認定の理由ですね。

Photo:Yasuhisa Takenouchi
Text:FORZA STYLE

エコラグ-Hoshipedia
「エコラグ」とは、エコノミック・ラグジュアリーの略。economic luxury。極めて経済的だが、上質さやエレガンスは失わないスタイルの意味。「多くの粗悪なものより少しの良い物を」という干場の哲学により生まれた造語。腕時計や靴・鞄、スーツのように長い年月使えるものは高額でも、白シャツや白無地のTシャツのように常に白いまま清潔に着たい消耗品は、高額なものよりもコストパフォーマンスを重視するというスタイル。パテック・フィリップの腕時計やジョン・ロブの靴と、カミチャニスタやデッコーロの白シャツ、GAPの白無地のTシャツは干場にとっては同じ。一点豪華主義とも違う。干場が敬愛するブルース・リー先生が提唱した無駄を排した最短の動き(エコノミック モーション)で相手を倒すジークンドーのように、経済的で盛り過ぎない、かつ無駄のないシンプルで上質なスタイルを指す。

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