腕時計こそ、仕事のデキ具合を雄弁に語ります。
ビジネスコーデの悩みどころのひとつとなるのは、腕時計。
特に、機械好きな人やこういう小物にとことんこだわり抜く人こそ困りがち。完全な趣味を出せる休日ファッションならともかく、ビジネスの場においては個性を出し過ぎるわけにもいかないですもんね。かといって、無難すぎてもファッションとして楽しめません。
ということで今回は、ビジネスコーデに合わせる時計としてクリアしておきたい条件と個性の出し方を、大きさ、デザイン、機能の3種類にわけて解説します!
ケースサイズ
結論からいうと、袖口からチラリと覗く程度の、35mm~40mmのケースサイズがベスト、個性を出したい場合はこれよりやや小さめの30~35mmがオススメです。
上記の通り、これ見よがしな個性の主張はビジネスの場において不適切。大きすぎると、ビジネスのシーンに合わないのはもちろん、スーツスタイルの絶妙なバランスを崩してしまうことになります。
また、厚みは袖口に収まる1cmがベスト。これ以上の厚みでは袖口から出てしまい、不必要な存在感を放ってしまいます。
むしろ個性を主張したいならば、オススメはスタンダードから一回り小さめのサイズです。収まりが良くスッキリとしたサイズの中に一癖見えると、悪目立ちしないながらも小粋なスタイルに。ダブルカフスと相性がいいのもポイント。30~35mmであれば、ほどよく新鮮かつ上品に見せられるでしょう。また、このサイズであれば厚みは1cmよりやや薄くても大丈夫です。
自分の手首や身長の大きさとも相談しながら、バランスの良いサイズはどのあたりか試してみてください。
デザイン
当然ですが、派手派手しいデザインは避けましょう。
ベルトは革でもステンレスでも不正解にはなりません。ダンディさを目指すのなら革を選ぶといいかもしれませんが、この湿度の高い夏場ではステンレスのほうが汗の影響を受けづらいでしょう。
レザーストラップの場合、ベルトと靴の色を揃えるように、ベルトや鞄、メガネのフレームといった小物と色を揃えれば、ワンランク上のオシャレを楽しめます。
また、腕時計の金具の色と、ベルトの金具・メガネの金具の色も揃っているとベストです。
機能
機械好きはここでいくらでも凝りたいところですが、遊び心が強すぎる時計はビジネスの場では避けましょう。
それでも押さえておきたいポイントは、まず3針と呼ばれる、時間を示す針が時針、分針、秒針と3つ揃い踏みしたもの。さらに、海外出張が多い人は、「GMT機能」と呼ばれる、複数ヵ国の時刻を表示できる機能があれば便利ですよね。
また、残しておきたい機能として対磁性が挙げられます。これがないと、PCやスマホの影響で時計の時刻表示が狂いやすくなります。デスクワークが多い人ほど気をつけて損はないでしょう。
いかがでしたか?
ビジネスの場面にふさわしい腕時計で、ファッションと実用性をうまく両立させてみてくださいね!
TEXT:FORZA STYLE
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