イケオジは、見た目だけで選んでない。
近頃ではApple Watchをはじめとするスマートウォッチが全盛で、昔ながらの時間を知るためだけの腕時計を身につける人が少なくなってきています。
もちろん、便利で健康にも役立つスマートウォッチが手放せないというのもわかりますが、単に便利さだけでは割り切れない、こだわりを持つのがイケオジ流ともいえるはず。
ではそんなイケオジが、あらためてこだわりの腕時計を手に入れようとするときに、一体どんなことに気をつければ良いのでしょう。
今回はそんなこだわりの腕時計のチョイスについて、基礎知識を紹介していきます。
①利用シーンを考える
腕時計も、コーディネートの一部です。
腕時計をチョイスするときに絶対に忘れてはいけないのが、自分がどんなシチュエーションで腕時計をファッションアイテムとして利用するかということです。
洋服と同様、腕時計もシチュエーション別に使い分ける必要がありますので、場違いな腕時計を着用していると、一気にダサオジの烙印を押されてしまうのです。
とは言っても、ある程度の汎用性はあるので基本さえ抑えておけば大丈夫。
大別すれば腕時計もカジュアルかフォーマル、それにスポーツといったイメージで、使い分けることになります。
そうは言っても実際には、たとえばフォーマル向けなのでタキシードに合った腕時計をしなければならない、というレベルまでこだわることもないでしょう。
シーン別に安価な腕時計を何本も用意するよりは、ある程度汎用性のあるもの一本に予算を集中した方が、結果として良い買い物ができるはずです。
ほとんどの方はビジネスシーンに映える腕時計が必要なはず。
ビジネスシーンでの腕時計はあまり奇をてらったデザインはオススメできませんし、変わった形のケースや派手なカラーのベルトの腕時計もNGですから、そうなると自ずとスタンダードなデザインのモデルが基本になってくるはずです。
②予算を決める
指標の一つとしての「予算」
次に決めなければならないのが、予算でしょう。
もし予算が数万円というレベルで限られているのなら、その中で如何にお気に入りのブランドとモデルを選ぶかが肝ですが、そこまでシリアスでもありません。
しかし、もし一生モノの腕時計が欲しいというのであれば、やはり高級ブランドの機械式腕時計を選ぶべきでしょう。
もちろんそうなるとかなりの出費を覚悟しなければなりませんが、手に入れたときの満足度は他では得られない格別の体験となるはずです。
イケオジたるもの、一度はそんな「征服欲」を満たしてみるべきではないでしょうか。
③ファッションブランドのモデルは評価が低いこともあるので要注意
イケオジが腕時計を選ぶときに気をつけたいのが、有名ファッションブランドの時計はできれば避けたいということです。
腕時計というのは単なるファッションアイテムではなく、特に近頃人気の機械式時計は、機械としての精密さが求められます。
もちろん電池を入れるクオーツ時計ならそこまでの精密さは必要ありませんが、やはりイケオジとしてはこだわりを持ったチョイスをしたいものです。
となると、ちゃんとした時計メーカーとして認知されているブランドを選択したいところ。たとえばロレックスやオメガなどの、老舗腕時計ブランドを選んでおけば間違いありません。
さらにファッションブランドとして認知されているブランドの中にも、カルティエのように機械式腕時計を古くから作っているようなブランドや、グループ内に老舗の時計ブランドがあり中身はそこで作っているような場合もあるので、選ぶならそのようなブランドからお気に入りの逸品を選びたいものです。
何よりこの手の腕時計はかなりの高額となりますので、きちんとしたブランドとモデルの見極めが重要となるはずです。
④賢いイケオジ流の腕時計選びのポイントはリセールバリュー
腕時計は「運用」していくもの。
もし高級腕時計の購入を検討するのであれば、買うときの金額と合わせて、リセールバリュー、つまり売るとき金額もしっかりと検討するべきです。
同じ数十万円の時計を買っても、ブランドやモデルによってリセールバリューが大きく異なってしまいます。
たとえばリセールバリューの高さで言えばトップクラスとなるロレックスなら、購入してから数年使っても買い取り価格が下がらないどころか、場合によっては買った値段よりも高く売れてしまうことすらあるのです。
しかし購入時にたまたまそのブランドが流行っていたという理由でかってしまうと、数年使用して売りたいと思っても、買い取り価格が新品の数分の一まで下がってしまうことがほとんどです。
購入時にすでに売ることを頭に入れつつ、より高く売れそうなモデルを手に入れ、飽きたら高価買い取りしてもらって、新しいお気に入りをゲットするという賢さも身につけておきたいものです。
TEXT:FORZA STYLE