最初は派手な気もしますが、履くうちに好きになります! 誰のせい、それはアレだ、夏のせい!!
あっという間に1年の三分の一が経過して、二十四節気でいう「小満」を迎えると、陽射しは一気に強くなり、まもなく衣替えのタイミング。装いが夏仕様になると、それに合わせて足元も軽快にしたくなりますよね。
昨今は、夏に限らずローファー需要が高まっているようですが、人気になるということは同じような靴を履く人が増えるということで、少しは差別化したい。
そんなときにオススメしたいコンビローファーを、第88弾ではピックアップしたいと思います。
コンビローファーとは、"コンビネーションローファー"の略で、2つの異なったカラーや素材を組み合わせたローファーを指し、通常のシンプルなものに比べると足元にアクセントを加え、遊び心も感じさせます。
ローファーに限らず、コンビシューズは1910~30年代にメンズスーツが確立していった時期の紳士たちが競馬やスポーツを観戦するときに履いたことから、観戦者、観覧者という意味を持つ「スペクテーターシューズ(Spectator Shoes)」という名称で呼ばれてきました。
ここ数年続くクラシックスタイルへの回帰、そしてカジュアル化やコロナの影響で脱ぎ履きが楽で軽快な靴が注目されるのに合わせて、じわじわとコンビローファー人気も再燃しているようです。
では話をクルリンパと戻して、 コンビローファーの投稿5選をご紹介していきます!
オリエンタルシューズの「アルバース」
まずは、リーガル、日本を代表する靴メーカーの回に続いて連続登場となる@kawagutsu_kawamatsuさんの投稿から。オリエンタルシューズの「アルバース(ALBERS)」です。
1957年、奈良県にて松本常雄氏が設立した、オリエンタルシューズ。
海外と協業しながらグッドイヤー製法の靴を製造し続け、日本靴の歴史を作ってきた老舗で、シューズデザイナー坪内浩氏と編集長干場によるシューズブランド「ダブルエイチ(WH)」も手掛けています。
そんなオリエンタルシューズが、2021年に世に送り出したローファーが「アルバース」です。
上品なラウンドトウとショートめなノーズ、さらにサイドラインを低めに仕上げることによってローファーでありながらカジュアル過ぎない淡麗なシルエットを描いています。
コンビだけでも目立つはずのに、さらにアクセントの強いソックスを合わせた@kawagutsu_kawamatsuさんですが、不思議とバランス良くまとまっています。この辺はたくさんの靴と靴下を合わせてきた経験値が生み出せる技でしょう。
20代でこんな風に靴を楽しめてるとなると、未来が楽しみ! 今後も素敵な靴と、靴下のコーディネートをたくさん投稿してください。楽しみにしています。