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「スカイライン黒歴史?」メルセデスベンツのエンジンが載った12代目は迷走していたのか

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■失敗は成功のもと!!

現在のV37スカイラインは、2019年7月のマイナーチェンジで、インフィニティバッヂから日産バッヂとなり、テールランプの形状も丸目4灯タイプの造形へと変更したほか、R35型GT-R顔にも似た「Vモーショングリル」が採用された。

2019年9月にビッグマイナーチェンジしたスカイライン。日産バッヂヘ変更され、GT-Rにも似たフロントフェイスにフェイスチェンジしたことで、日産らしさを取り戻した

パワートレインもダイムラー製の2.0リッターダウンサイジング直4ターボは廃止となり、306psを発生する日産製の3.0リッターV6ツインターボへ変更。同時に405PSの3.0リッターV6ツインターボを積んだ400Rもラインアップ。当時は「日産のスカイラインが戻ってきた!」と大いに話題になった。

昨年には、1000台限定でスカイラインNISMOまで発表、前期型での黒歴史を消そうするかのように、「日産色」を色濃く打ち出している。これについて、一部では「スカイラインが売れなさ過ぎて、日産が必死になっている」ともいわれているが、おそらくそのとおり。ただ、なんとかスカイラインだけは続けたいとする、日産の努力だと受け止めてほしい。

インフィニティの新しいBEVコンセプトモデル「Vision Qe」。このデザインをベースに、次期スカイラインが開発されているものと予想している

2021年6月には、日産の星野朝子副社長も、「日産自動車はスカイラインを諦めません」と発言している。おそらく次期型スカイラインは、そう遠くないうちに登場するだろう。V37での失敗を活かし、完璧なストーリーのもと登場するはずだ。いちスカイラインファンとして、その日を楽しみに待ちたい。

Text:吉川賢一
Photo:日産、INFINITI



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