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絶滅危惧FRセダン「マークX」はチョイ悪オジサンだけのものではなく、実は平成名車だった理由

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■マークXへの名称変更で、イメチェンを図った

マークXの開発コンセプトは「ダイナミック&スタイリッシュFRセダン」。走りを感じさせる躍動的で美しいスタイル、高いハンドリング性能など、新時代の高級セダンを狙っており、プラットフォームは12代目クラウン(2003年発売)のものを改良して流用。

マークII時代よりホイールベースを70mmも延長して2850mmのロングホイールベースとし、前後オーバーハングを切り詰めてモダンでスタイリッシュなスタイリングを実現するとともに、安定感のあるプロポーションが走りをイメージさせていました。

2004年登場の初代マークX。スポーティな走りを想起させるモダンなスタイリングが印象的

マークXがマークIIから名称を変えて登場した2004年当時、SUVやミニバンの人気が上昇し、セダンは「オヤジ臭い」として、敬遠され始めたころ。マークXは、車名を変えることやスタイリングの刷新、発売前にティザー広告を打つ手法を取ることで、セダンのイメージを若返らせることに成功していました。

 

■FRの走りを堪能できるのが最大の魅力

マークXの魅力は、なんといっても走りのよさ。54:46という重量バランスから生み出す安定した走り、ハンドリング性能、3.5L V6エンジンによるゆとりの走り(2.5Lモデルもある)、電子制御サスペンションシステムやギヤ比可変ステアリング、車両統合制御システムなどにより、FRの走りを十分堪能できることは、見た目だけでなく、性能にもこだわりたい大人にとって、魅力的なこと。

2014年に限定100台で発売されたマークX”GRMN”。新車価格は540万円と決して安くはないが、メーカー純正チューンモデルとしての価値は高い

マークXにはさらに、2014年に100台限定で発売されたマークX GRMN、2019年に発売されたその第2弾モデルなど、GAZOO Racingが開発したスポーツコンバージョンモデルが存在するのも魅力でした。

3.5L V6自然吸気エンジン+6速MT、専用チューニングサスペンション、補強用ブレス、ドアスタビライザー、専用トルセンLSDの採用など、より走りを追求したモデルのほか、モデリスタが手がけたコンプリートカー「マークX+Mスーパーチャージャー」というモデルも。こういう特別な存在も、マークXに「走りの良いスポーツモデル」というイメージをもたせており、大人の所有欲を掻き立てる、ひとつの要因になっていました。



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