食事の場や会社、劇場……被りっぱなしにしてない?
「屋内では帽子を外すのがマナー」というのは、多くの人が持っている共通認識でしょう。
個人の事情があって屋内で帽子をかぶっている人もいます。
しかし、ただ「カッコいいから」という理由だけで帽子をかぶりっぱなしにしていると、周囲の人からひんしゅくを買うことがあるんです。それは、TPOをわきまえない人、目立ちたがりの人、という印象を与えてしまうから。
とはいえ、脱帽のタイミングや帽子の扱いは難しいですよね。
そこで、帽子のマナーを解説していきます。
公共の場ではかぶったままでOK
男性は、屋内では脱帽することが大原則。しかし、屋内であっても、タクシーや電車の中、多くの人が行き交うホテルのロビー、商業施設内、駅構内では帽子かぶったままで問題ありません。
ⒸGetty Images
ただし、学校や会社、劇場の中や冠婚葬祭の場では、帽子を外しましょう。
女性の場合は、屋内で脱帽する必要はありません。人の視界を遮っているときのみ、脱帽が求められます。
食事中や挨拶をするときは帽子を外す
食事をするときは、帽子を外しましょう。テラスなど食事の場が屋外であっても同様です。
食事中は脱帽を。ⒸGetty Images
また、帽子を被った状態で挨拶をすることは失礼にあたります。特に、目上の人と応対する際は、必ず脱帽します。
帽子を外す行為は、相手に敬意を払うことを意味するからです。
帽子は脱いだら、逆さまにして置く
ハットを脱いだら、クラウン(リボンより上の頭にかぶる部分)を下にして、逆さまに置きましょう。ハットの型崩れを防ぐ目的があります。
クラウンを下にして置く。ⒸGetty Images
着脱をするときは、クラウンではなく、プリム(ツバ)を持ちましょう。
帽子には、「男性は屋内で脱帽する」という原則のほかに細かいマナーがあります。
マナーを身につけてスマートな大人になりたいですね。
Text:FORZA STYLE
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