「フリーローンは500万円までキャッシングできるらしく、借入額に応じて毎月一定額を引かれるという仕組みでした。ギャンブルで使っているわけではないし、借金している認識はゼロでした。好きな球団・選手を応援しているだけなので」
野球好きと関われ、会社以外のコミュニティに属することで経験と知識が広がる推し活は、むしろ「投資」であると話す。32歳の頃にはメジャーリーグ観戦ツアーにも参加。借入額はどんどん膨らむばかりだった。
自由気ままな生活と推し活を楽しんでいた達也さんだったが、推し活にブレーキをかけなければいけない出来事が起こったようだ。
「今の妻と結婚する前に借金はないかとガン詰めされ、フリーローンで野球に300万円以上つぎ込んだと話すと『ちょっと考えさせて』と言われて呆れられてしまいました。国産の新車を買える額を好きなことにつぎ込むのは金銭感覚がおかしい、あなたとの将来を考えられないと告げられ、結婚破綻になりそうだったんです」
Yahoo! 配信用パラグラフ分割
©Getty Images
実際、某メディアが20代〜50代の女性2,400名に調査した「結婚前に借金が発覚したらどうするか」といったアンケートでは、借金があるなら婚約破棄を考えると回答した女性は20%にものぼった。
結婚前の相手にいくらの借金があれば許せるかといった問いに対しては「借金がある時点で許せない」が最多の56.7%、10万円までが13.1%、50万円までが8.8%、いくらでも許せるが4.3%という結果になっている。
借金=金銭面でだらしない、また繰り返すといったイメージが強く、生涯共にする予定のパートナーに借金がある場合これからの関係を考え直す女性が多い傾向にあるのだ。
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