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LIFESTYLE 女たちの事件簿

「周りが結婚していって焦る......売れ残りたくない!」年収700万バリキャリが実践した「仰天婚活必勝法」

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「友達には子どもがいる子が多いんです。一緒にランチへ行ったり飲みに出かけたりする機会があると、ふと『あれ?私って誰からも必要とされていない?このまま30代に突入したら売れ残りになる?』という焦りが出始めてきました。結婚に焦ってるって、なかなか人に相談しづらいので......。『私もそろそろ結婚したいなぁ〜」と既婚の友達へボソッと告げると、『美穂は仕事めっちゃできて人生謳歌してて羨ましい!まだまだ大丈夫だって!』ってなんの慰めや励ましにもならない言葉が返ってきて、なんとも言えない気持ちになっていたんですよね。それでついに、真剣に婚活をすることを決めました」

20代から30代の未婚女性が焦りを感じるのは、周囲の結婚ラッシュが原因にある。20代後半になると仕事が落ちつき社会人としての地位が確立してくる時期だ。職場や友人のなかで自分だけが独身だと取り残されたように感じてしまい「どうにかこの結婚ラッシュの波に乗らなければ」と強い願望をもつようになる。美穂さんもその一人で、マッチングアプリをインストールして本格的に婚活を始めたのだという。

昔は好きなアイドルや趣味でワイワイ盛り上がれていたのに、片方が結婚するとパートナーや親族関係、子どもの話が中心になって話が合わなくなり疎遠になる経験をした人は多いだろう。それはお互いのライフステージが変わっているので仕方のないことだが、既婚組が言う「独身は楽しそう」「自由で羨ましい」といった言葉は、独身からすると嫌味にしか聞こえないパターンもあるのだ。

美穂さんは独身で人生を謳歌しているキャラを演じていたため、周りにはマッチングアプリを利用しているとか婚活をしているなんて口が裂けても言えなかったようだ。

「穏やかな性格で、ずっと一緒にいられる人」を条件にひそかに婚活をしていた矢先、ついにその相手と出会った。

「地元の友人の披露宴で、高校時代の元彼と再会したんです。歴代の元彼のなかで一番穏やかな性格で控えめ、コツコツ努力できるタイプの人です。約10年ぶりに会いすぐに意気投合。会話の波長が合うので、この感じ懐かしいなぁと感じていました」

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結婚に焦りを感じていた矢先、高校生の頃に交際していた元彼と再会。穏やかで控えめな性格だった彼は、時を経てどんな人間になっていたのだろうか。後半では、20代OLの婚活サバイバルの結末を追っていきたい。

取材・文/錦城和佳

▶︎後編に続く


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