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LIFESTYLE 女たちの事件簿

「バイキングで料理を持ち帰るのはエコ…だと!」自称フツーのママがとうとうブチ切れ。「非常識な人はなぜ常識がないのか」

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「じぃじばぁばに会いに先週東京に行ってきたんだよね。東京で子育てしてる人はすごいなって感じるよ~」

「え! 東京行ってきたんだ! お土産は?(笑)」

冗談で言っているのはわかるが、お土産を催促する彼女に対し若干戸惑う。「あるよ! コーヒーとどうぞ」と、東京土産の定番であるバタークリームが入ったクッキーを差し出す。

「これめっちゃ美味しいよね! ねぇ、あと2個もらっていい?」

A子さんの好物ならと、残っていた5個を持ち帰らせた瑞樹さん。たかがお土産のクッキーだが、心の中でモヤッとした感情が生まれたのは事実だった。

「私なら自分からお土産ちょうだい! とは言わないなぁと思いましたが、そのときはまだ気にしていませんでした。だけど徐々に彼女に対して、あれ? と感じることが増えていったんです」

A子さんはパンやスイーツ屋さん巡りが好きで、購入した食べ物をよくSNSにアップしていた。

引っ越してきたばかりの瑞樹さんも美味しいパン屋に興味があったので、一緒に巡っては買い物を楽しんでいたようだ。スケジュールを合わせて、瑞樹さんとA子さん、子どもたちの4人で水族館や動物園へ行くこともあったらしい。

しかしお出かけの際、モヤっとする出来事は多々あったようだ。

「A子さんと出かけるとき、毎回私の運転で行くんです。A子さんも車を持っているのですが、一度も迎えにきてもらったことはありません。『10年乗っている軽自動車で古いし狭いから』と言われ、毎回私が運転手でした。

運転は苦ではないんですけど……A子さんからガソリン代や高速代をもらったこともないんですよね。飲み物を買うとかランチ代は私がご馳走するねとか、そういうのも一切ないです。その辺の価値観が合わず、モヤモヤが大きくなっていきました」

不満に思うことはあるものの、彼女たちと出かけるのは楽しかったので「合わない部分もあるよね」と思うようにしていた瑞樹さん。しかし瑞樹さんのA子さん対する疑問は、ある事件がきっかけで明らかになった。

不信感がピークに達したある事件とは? 後編に続く

取材・文 錦城和佳

▶︎後編に続く


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