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LIFESTYLE 女たちの事件簿

「ホテルに来て何もしないのはナシでしょ」楽しい帰省のはずが一転…。30歳OLが頭を抱える、クズ男との間に起こった重大なミス。

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不倫や浮気、DVにプチ風俗……。妻として、母として、ひとりの女性として社会生活を営み、穏やかに微笑んでいる彼女たちが密かに抱えている秘密とは? 夫やパートナーはもちろん、ごく近しい知人のみしか知らない、女たちの「裏の顔」をリサーチ。ほら、いまあなたの隣にいる女性も、もしかしたら……。

「地元へ帰省したとき、たまたま飲んだ高校の同級生とそういう関係になって……。まさか後日、あんな失態をするなんて。彼と寝たことを後悔しています」

ため息を交えながら話すのは、都内在住の田中舞さん(30歳・仮名)だ。

現在はOLをしながら一人暮らしをしていて、仕事に趣味に美容、楽しい独身ライフを謳歌している。

充実した日々を送っている舞さんだが、つい最近地元へ帰省した際、高校の同級生と肉体関係に。その結果、ある重大なミスを犯してしまったらしい。

危機管理コンサルタントの平塚俊樹氏は言う。

「アルコールと性行為は密接に関係しています。酔った勢いで女性を口説いたり、体の関係を持とうとする男性は少なくありません。

アルコールは、ほどよく飲めば性欲が増して意中の相手とコミュニケーションが円滑になります。しかしお酒で性欲が高まり思わぬ関係になってしまうことも。とくに年末年始は忘年会や新年会、同窓会、成人式がおこなわれるイベント時期は要注意です」

今回は、女性として成熟した彼女が、一夜限りの関係によって起こった致命的なミスについてリポートしたい。

・・・・・・

秋の訪れを感じさせる肌寒さのなか、舞さんは3日間だけ故郷に帰った。

今回はとくに意味のある帰省ではなかった様子。年末年始は都内で過ごす予定のため、なかなか会えない両親や故郷の友人たちと過ごすために帰った。

急遽決まったにもかかわらず、友人たちは飲み会を計画してくれたようだ。帰省初日の夜は上京する前よく通っていた居酒屋で、6名で集まることに。そこには高校時代に仲がよかった男友達のほか、当時あまり絡みがなかったAの存在もあった。

「Aくんって、たしか私とFacebookで繋がっていたよね?こっちに帰ってきてるんだ」と軽い会話を交わす。Aは関東の国公立大学を卒業後、地元で父親が創立した会社を継ぐ予定の、いわゆる二代目社長のようだ。

高校では目立つキャラではなかったが、地方にはいなさそうな東京っぽい見た目と雰囲気をまとっているうえ、実家が太い彼に対し舞さんは興味を持ち始める。

30歳になると、運動不足やお酒の影響によって体型に変化が現れてくるものだ。

男友達のなかには、運動不足で学生時代から10キロ増えた人や、お酒の量が多くてお腹が出てきたと笑いながらネタにする人もいた。一方、Aは普段からジムで鍛えているらしく、ほどよく筋肉が引き締まった体型をしており肌ケアもしっかりしておりツヤ肌を保っている。

ほかにも眉毛サロンへ通ったり歯のホワイトニングをおこなったりしているようで、飲み会が中盤になると舞さんとAは美容の話題で盛り上がっていた。「学生時代はあんなに芋っぽかったのに、こんなに垢抜けるんだ」と驚きながら、意気投合する二人だった。

一次会の居酒屋を出たあとは、先輩が経営しているバーを2軒ハシゴ。翌日仕事のメンバーもいるため、三次会で残っていたのは舞さんを含め4名になっていた。

「そろそろ帰らないと明日、絶対に二日酔いになるな……」なんてことを考えているそばからAが舞さんの手を引き、こっそり告げる。

「舞、二人で四次会行かない?笑」

「いやいや、もう行けないでしょ!キツいって!笑」

時計を見ると0時を回っていた。

「じゃあさ、ホテルで飲み直さない?寒いし。もちろんなにもしないから」

普段なら即お断り案件だが、久しぶりの帰省でだいぶお酒が入っていることもあり、ガードが緩くなっていた舞さん。

「二代目社長みたいだし、Aが卒業後どんな人生を送っていたのか興味が湧いたというか、もっと二人で話したいと思ってホテルへ行くのをOKしました。

このときはガチで、男女の関係になるなんて1ミリも考えてなかったんです。『いいけど、マジで何もしないでよ(笑)飲んで寝て、明日の朝帰ろう!』と彼に釘を刺し、コンビニで缶チューハイとスキンケアセットを買って繁華街にあるラブホテルへ入ったんです」

©Gettyimages

実際、友人関係だった男女はどのように肉体関係になるのだろうか。

某女性向けファッション雑誌が20代から40代男性にとったアンケート調査を例に見てみよう。

「友人関係の異性と肉体関係になってもよいと考えている?」という問いに対し、20代男性が87.5%。30代男性が52.9%、40代男性は65.9%という結果になった 。

この結果を見ると、20代から40代男性の半分以上は「友人と肉体関係になってもよい」という結果になっている。

30代で一度落ち着くが、40代になって65%と増えているのはパートナーとのセックスレスや家庭内の不満から現れるからだろう。

久しぶりの再会で盛り上がり、ワンナイトラブで終わってしまうリスクもある。その一方、一度きりの関係のはずがズルズル続いてしまい、人によってはセフレ状態に陥るケースもあるのだ。

・・・・・・

ラブホテルへ入ったあとは缶チューハイを飲み干し、お互いに20代の頃の出来事を話し合う。

時刻は深夜3時。18時から飲んでいるせいか、さすがに眠気が襲ってきたので電気を消して横になろうとした。すると、Aは舞さんを抱き寄せ頬にキスをしたのだ。

「いやいやいや……そういう仲じゃないでしょ……」

「え?逆にここまで来て拒否るつもり?」

お互いだいぶ酔っているし、この先会うこともないだろう、一度きりならいいかと思い抱かれた舞さん。泥酔状態だったので、行為の内容自体はあまり覚えていないらしい。

「翌朝、目が覚めたとき、やっちゃったー……と思いました。思い返してみると2回したんですよね。1回目はちゃんと避妊したんですけど、たぶん2回目は避妊具なしでやっちゃって……。この一件がのちにあんな結果を招くなんて。本当に後悔しかありません」

久しぶりに地元の友人達と集まり、楽しい思い出になるはずの帰省が一転……。

後半では、久しぶりの再会が招いたとんでもない事件、紳士のカケラもないクズ男について詳しくリポートしたい。

取材/文 錦城和佳

▶︎後編に続く


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