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LIFESTYLE 女たちの事件簿

「未婚の私は、妹家族のATMなの?…」子だくさんの妹にたかられる未婚姉「おばちゃんはお金が余ってるから...じゃねーよ」

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「姪や甥が生まれたばかりで人数が少なかった頃のしおらしい感じはどこへやら。子の人数が増えるごとに、2人の妹はすっかりあつかましくなりました。というか、2人なので気が大きくなって余計に調子に乗るんですね」

毎年12月になると、敦子さんは本物のサンタの他にいる「もう一人のサンタ」扱い。この時期は「あつこサンタ」と呼ばれている。

「誰それはあつこサンタに〇〇をお願いするそうなのでよろしく、という請求が6人分きます。昔だったらわざわざ買いに行くのも大変でしたが、今は簡単に買えますよね。そのことも妹たちを調子に乗らせる理由かも。『どうせポチるだけじゃん』と。人を何だと思っているのか」

©︎GettyImages

あとはあなたがポチるだけ、と言わんばかりに商品情報ページのURLが貼られている場合も多い。苛立ちを覚えながらも、一人目の姪っ子が生まれて以来の習慣をおいそれとやめることは簡単ではない、と敦子さんは感じている。

「まだ姪っ子が3人だけだった頃、母に『出費がしんどい』と言ったら、あっちゃんからのプレゼント楽しみにしてるんだから、そのくらいしてあげなさいよ。あんたもそのうち子供を産めばお返しされてチャラよ、と言われましたが、待てど暮らせどチャラにならないし、いつしか甥姪の数は倍になりました」

敦子さんの親たちは孫にクリスマスプレゼントは贈らない。敦子さんがあげているからいいと思っているようだ。2~3年前にはたまりかねて代金の半分をもってほしいと頼んでみたが、両親はけんもほろろだったという。

「親の言葉の端々から、『お前は独り身なんだから、そのくらい使っても痛くも痒くもないでしょ』と言いたい気持ちが伝わってきます。妹たちもたぶん同じように思ってます」

6人分の今年のクリスマスプレゼントはとっくに手配済みだという敦子さん。ゲーム機やゲームソフトを要求してきた子が複数おり、出費は5万円を超えたそうだ。この金額を受けて、敦子さんは年末に買おうと思っていた「自分へのご褒美」内容を変更したのだとか。

☆クリスマスで親戚の子どもたちに自分のお金を吸い取られてしまう敦子さん。しかし、さらなる悲劇が敦子さんを襲う。次回、詳細にレポートする☆

取材・文/中小林亜紀

▶︎後編に続く


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