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「フツーのママが、1億稼いでFIRE達成…だと!」育休中のママがネットの副業沼に。「情弱をカモにするつもりがカモられてわかった恐るべき手口」

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彼女がその情報商材を勧めるするのには、わけがある。アフィリエイトの収益を狙っているからだ。平塚氏は話す。

「アフィリエイトとは、インターネット広告のひとつ。ブログなど自分のページで紹介した商品が購入された場合に、一定額の謝礼が支払われる仕組みです。ここ10年くらいでかなり広まりを見せた印象ですね。これまでは物質的な商品でしたが、今、話題になっているのがいわゆる情報商材。Xでは驚くほど、多くの情報商材が取引されています。価格も数千円のものから数万円まで。見ず知らずの人の商材にここまでの額を出すのか!と思わされるほどです。今回の場合で説明すると自称普通のママが勧める情報商材を誰かが購入すると売り上げの一部が販売者だけでなく、彼女にも入ることになります」。

涼子さんはアフィリエイトだということは理解していたものの、彼女が毎日、毎日勧めることで徐々にその感覚が薄れつつあったと話す。

「周りでやりとりしていた人が買っていく姿を目にしていたことも大きかったと思います。買わなきゃ、乗り遅れると思ってしまったんですね。しかも、情報商材の多くは売り切れを繰り返すたび、価格が高くなるんです。今、思えば、少しでも早く買わなきゃ!と思わせる手法なんでしょうけど」。

こうして、涼子さんはその情報商材を手にすることになる。

「界隈には5万円とかの商品もある中、1万円くらいと手を出しやすい価格帯だったことも大きな要因でした」。

後編】では情報商材の中身と涼子さんがさらに闇に落ちていった弱者をカモにする手口について話を聞いていきたい。

取材・文/悠木 律



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