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「不倫のあっせんではなく、セカンドパートナーの紹介」5000円の既婚者合コンに潜入して、元CAが一番驚いたこと。

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©️gettyimages

「あらかじめ主催する会社に身分証を送っていたので、当日は左胸に名前の書かれたネームプレートをつけました。

といっても、フルネームじゃありません。僕の場合は『ヒロキ43歳』と記してあります。女性も同じように『A子〇歳』という感じですね。

食事はビュッフェ形式で、グラスワインや水割り、ソフトドリンクが会場の脇に用意されていて、パーティ前から皆グラスを持って歓談していました」

午後7時となり、主催者が登壇した。その挨拶にヒロキさんは驚かされたという。

「ビックリしたのは、主催者の女性社長の挨拶です。のっけから『弊社のパーティは、決して不倫を推奨するものではありません』と、まさかの言葉がありました。もちろん、どっと笑いが起きたのですが(笑)。

僕があっけに取られていると、主催者は『結婚がゴールでないことは、既婚者の皆さんは十分ご存じのはずです。そして、『結婚後、パートナーから異性として扱われなくなった』とか『結婚しても、ときめきが欲しい』という声が大変多いんです。

弊社はそんな皆さんのために、素敵なセカンドパートナーと出会うお手伝いをしたい』と力説したんです。

セカンドパートナーとは、うまい言い方だなと思いました。

家庭や会社、友人にも言えない悩み事を打ち明けられる相手がいたり、『友達以上、妻未満』の女性が傍らにいてくれたら、生活に潤いができるはず。

男の身勝手な言い分かもしれませんが、妻とは別に、ときめきをくれる女性が身近にいたら、今以上に仕事に打ち込めることはもちろん、家族に対しても優しくできるのではと思う気持ちもゼロではありませんでした」

主催者の挨拶のあと、いよいよ合コンが始まった。

次回は既婚者合コンの内容をお伝えしたい。

Text:作家 蒼井凜花

▶︎後編に続く


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