「合同会社のメリットは、アメリカの州法で認められるLLCという形態をモデルに取り入れられたことから、日本版LLCと呼ばれることもあります。出資者と経営者が同一な会社の形態で株式会社よりも設立時の費用やランニングコストが安いことで知られています。昨今は個人事業主が節税対策として設立するケースも多いようですが、社会的信用が低いなど、デメリットもきちんと知った上で考えるといいでしょう」。
そこにいたのは律子さんとAさんを含め4人。合同会社の話に食いついたのは、Aさん以外だ。
「まさに個人事業主の場合、合同会社にした方が節税になる場合があるという話が話題にあがりました。実は私も最近、ネットビジネスも結構好調でその点もあり、すごく気になっていたんです。ほかのふたりもそういうことに興味があったみたいで、めちゃくちゃ盛り上がりました。でもAさんはポカーン。まるで知らないみたいでした」。
その2人のママ友がネットビジネスや投資をしていたことにも律子さんは驚いたという。
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