——年齢を経るに従って、テストステロンは減っていってしまうのでしょうか?
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堀江:これまではそう考えられていましたが、最近は研究が進み、『社会に自分の居場所がある人』はいくつになっても分泌量が多いことがわかりました。70代でも会社の一線で働いている方は若い時と同じようにテストステロンが分泌されている。
ただサラリーマンであれば、40代以降、一線から外されてしまう人も出てきますね。家庭がうまくいかなくなる人も出てくるでしょう。褒められない人、認証されない人、挑戦し続けない人はテストステロンが減少する。やがて社会的なストレスが高まり、テストステロンは減少し、人によってはうつ病になるリスクもあります。
——相棒とソファが大好きな、私のようなテストステロン値が低めの男はどうしたらいいのでしょうか?テストステロン値が上がる食べ物などがあれば教えてください。
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堀江:ポリフェノールやビタミンEを含む食材や、乳酸菌を摂るように心がけるといいでしょう。避けるべきは孤食。テストステロンは社会性と密接な関係があるので、一人寂しく食事をしている人は要注意です。また、年をとったら脂の多い食品には注意が必要です。
例えば、牛乳一杯にはベーコン5枚分の脂が含まれている。脂の多い食生活は、男性機能を失わせるリスクのある、前立腺ガンの危険性を高めると考えられています。
☆次回では、40代以降が気をつけるべき、「前立腺ガン」について詳しく解説する☆
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