硬派なルックスに快適な機能性…まさにスニーカーと革靴のいいとこ取り!
第124回は三陽山長のスニーカーです。
仕事でもスニーカーを履くことが珍しくなくなった昨今。その一方で、やっぱりドレス感たっぷりの革靴を嗜みたいという声も多く、ファッション好きの大人の間では、上品なレザースニーカーや快適なドレスシューズに注目が集まっています。今回ご紹介する「三陽山長」の一足もまさにその一つ。
「進一」と名付けられたこちらは、同ブランドの定番ラストR2010をベースに、スニーカー仕様に改良したR2021CFを採用。洗練されたシャープなシルエットが、実にエレガントな履き姿を演出します。スニーカーソールを使用し、軽量で屈曲性も文句なし。コンフォートな履き心地を楽しめるのは言わずもがなです。
男らしい重厚なレザーアッパーとは裏腹な軽さは、一度履けば病みつき必至!レザーのコート系スニーカーをはじめ、スーツにも合う上品スニーカーに食傷気味な方や、周囲との差別化を図りたい時にピッタリかと。しかも、日本人仕様に作られているので足馴染みも抜群。お洒落を快適に楽しみたいFORZARにこそ相応しい一足と言えます。
ソールにスリットを入れることで屈曲性を向上。しっかりと踏み込むことができスムーズな足運びを助けます。推奨はしませんが、極端な話、走れる革靴といっていいほど。
アッパーは丁寧に鞣した味わい深いカーフレザーを採用。履きこむほどにその味わいは増すので、レザーシューズらしい育てる楽しみも得られます。
上のスムースレザーアッパーに対し、こちらはカーフスエードで仕立てた一足。スエードらしいマットな質感が、足元をラグジュアリーに飾ります。どこから見ても一見でスニーカーだとは思えない佇まいは、人目を引くこと間違いなし。
トゥと履き口のみをスエードで切り替えた、コンビシューズもラインナップ。爽やかな白をベースに、スエードをグレーでデザインすることで、奥行きのある雰囲気を構築。シャープなシルエットとは言え存在感は抜群です。ライニングに至るまでレザーで仕上げるあたり、ブランドの矜持が窺えます。
Photo:Naoto Otsubo
Styling:Takahiro Takashio
Text:Hayato Hosoya
【問い合わせ】
三陽山長 日本橋髙島屋S.C.店 03-6281-9857