「表情筋トレーニング」ってご存知でしょうか?
実は人間の顔には約60種類もの筋肉が備わっていると言われています。しかし、日本人の多くがそのうちの2〜3割程度しか使っていないのです。
筋肉は使わなければ衰えていきます。それが原因でハリが失われ、たるみやシワだらけの老け顔になりかねないのです。
それを防ぎ、かつ好感度が上がるような素敵な笑顔や目力のあるキリッとした眼差しを作れるようになるメソッドが表情筋トレーニングなのです!
こころがけ
いきなりトレーニングを行うよりも、事前に心構えをしておくとより効果的になります。
一つ目は、どの部位の筋肉を鍛えているのかしっかりと意識すること
二つ目は、リラックスして正しい姿勢で行うこと
三つ目は、毎日少しづつでも継続すること
これらが大切です。
ウォーミングアップ
まずは顔の全体の筋肉をほぐしていきましょう。そうすることで血行が良くなり、トレーニングの効果も上がっていきます!
具体的な方法としては
まずは顔を上下にぐーっと引っ張られているイメージで、各パーツを縦に伸ばしていきます。
伸びきったら今度は上下からぎゅっと押し縮められたように、先ほどと逆で顔を縦方向に縮める動きをします。
次は左右方向で、顔を横に引っ張られるように伸ばしてから、左右から押しつぶされる感覚で顔を横方向に縮めるようにしていきます。
上下方向、左右方向の伸び縮みが終わったら、顔全体のパーツを中心に集めるようにしながら息を吐き、そのまま吐き出し続けつつ目と口を大きく開きます。ぎゅー、ぱー、と顔を動かすイメージで、これを3回ほど繰り返すことで顔がほぐれます。
目元のトレーニング
目は口ほどに物を言うなんてことわざがあるほどに、印象に大きな影響を与えますよ!
まずは両目を最大限に開きます。見開いた目を徐々に徐々に閉じていき、最後はぐっと固く閉じましょう。
次にこれを片目ごとに行います。もう片方の目は閉じたままですよ!
このトレーニングで目を開閉する表情筋が鍛えられ、目元のシワやたるみに効果があります。
頬や口角のトレーニング
素敵な笑顔をお届けしましょう!
まず右の口角だけをぐいっと上げていき、右目だけウインクします。この状態で5秒キープしたあとゆっくり元に戻します。左も同じように行い、これを3セット繰り返します。
割り箸を使ったトレーニングもあります。横にした割り箸を口にくわえ、口角を上げて目もにっこりとさせた状態を10秒キープし、いったんゆるめます。これも3セットほどで効いている感覚があるはずです。
また、頬の皮膚を大きく縦に伸ばすように「お」の口の形を作り、そこから頬を持ち上げる感覚で「あ」の口の形に動かします。これも繰り返し行いますが、その際は頬の筋肉が動いているのを意識しましょう。
たるみに効果があるだけでなく、口角が上がった活力あふれる表情にしてくれます。
口元のトレーニング
大きな声で元気よく!です。
タコのように口をすぼめて「う」の形を作り、大きく突き出して10秒ほどキープさせます。
そこから次は限界まで口角を外に引っ張る感覚で口を閉じたままにっこりとさせ、これも10秒キープしてからゆっくりと戻します。これを繰り返して行います。
また、「あ・え・い・う・え・お・あ・お」を思い切り大きく口を開けて一文字ずつ発音していきます。
次は「か・け・き・く・け・こ・か・こ」のように、あ行から「わ・え・い・う・え・を・わ・を」のわ行まで発音します。口をこれでもかというくらい大きく動かすのがポイントです。
1日2セットほど行います。
これらは口元のシワやたるみの改善・予防に効果があるトレーニングです。
ほうれい線に効くトレーニング
若さの秘訣になるかもしれませんね!
口を「お」の形で縦にすぼめ、ほうれい線のあたりが伸びるように意識して力を入れます。そのまま目線だけ天井のあたりを見るように動かします。
これを10秒キープして戻す、というのを5セット繰り返します。鏡を見て、ほうれい線が伸びて消えているか確認しながらやってみてください。
続いては、ほうれい線を舌で内側から押して伸ばすようなイメージで、口の中で大きく円を描きます。口はすぼめた状態で、舌先に力を入れてゆっくり押す感覚です。右回りと左回りをそれぞれ3回ずつ行ってください。
どちらのトレーニングも、ほうれい線に効き目があります。また、頬と口元の筋肉の衰えもほうれい線ができる原因になるので、あわせてトレーニングしてもよいでしょう。
無理は禁物、マイペースで
たくさんの種類がありますが、無理していきなりすべてをやろうとすると却って負担になってしまいますので、自分なりのペースで取り組んでみてくださいね!
仕事の合間などの気分転換にもおすすめですので楽しく、表情豊かな魅力溢れる人を目指していきましょう!
TEXT:FORZA STYLE