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LIFESTYLE 女たちの事件簿

【後編】実家が足の踏み場もないゴミ屋敷に!無理矢理片付けた先に待っていた親子関係の断絶

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不倫や浮気、DVにプチ風俗……。妻として、母として、ひとりの女性として社会生活を営み、穏やかに微笑んでいる彼女たちが密かに抱えている秘密とは? 夫やパートナーはもちろん、ごく近しい知人のみしか知らない、女たちの「裏の顔」をリサーチ。ほら、いまあなたの隣にいる女性も、もしかしたら……。

徳島美香さん(仮名・44歳)は、離婚経験のある女性だ。1人息子は夫が育てている。そんな状況をあまりよく思っていない実家の母を訪ねるのが億劫になっていたこの頃だったが、お隣さんから母の様子がおかしいと連絡をもらった話を【前編】では聞いてきた。【後編】では、美香さんが実際に実家を訪れたときの話を詳しく聞いていく。

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©︎GettyImages

中学の友人から母の様子がおかしいと連絡をもらってすぐ、美香さんは母に電話をした。母は何事もないという雰囲気で美香さんは安心したという。

「とはいえね、さすがにちょっと様子を見に行こうと思って、母に予定を聞いたんです。そうしたら、忙しいって言うんですよ」。

何でも今週末は旅行にいくとか。美香さんは少し違和感を感じたという。

「旅行とかレジャーとか、そういうことに興味がないタイプだと思っていたんです。大学時代の友人と久しぶりに旅行をするという話だったんですが、今までそんな友達がいることも知りませんでした。その上、次の週もその翌週も予定が入っているから帰ってこなくていいと言うんです。何かが、おかしいと直感したのはこのときです。それで母に内緒で帰省することにしたんです」。

母が旅行に行くと話した週末、美香さんは1人で実家に赴いた。

「実家は団地で、外からベランダをみることができます。友人からの情報を確認すべく、まずはべランダをのぞいてみることにしたんです。そうしたら、ベランダには本当に夥しい数のゴミ袋が積み上げられていたんです…」。

美香さんは想像よりもひどい状況に驚いたと話す。

「ボケたのかも?咄嗟にそう思いました。ひとまず、部屋のなかを確認しようと思いました。親子とはいえ、勝手に入るのは気が引けたので、高校時代の写真が急に必要になったから寄るねとあらかじめLINEをしておいたんです。私も兄も何かあったときのために鍵は持ったままでした」。

美香さんはドキドキしながら鍵を差し込んだという。

「見てはいけないものを見てしまうかもしれない、そんな感覚でした。ところが、鍵を開けてドアを開くとチェーンがかかっていた中に入れなかったんです」。

美香さんは母が中にいると直感した。

「何度かインターフォンを鳴らしましたが、母は応対してくれませんでした。狭い団地です。騒ぎ立てるのはまずいと思い、LINEで中に入れてと踊り場から連絡をしました。10分ほどして、観念したのか母からはいと一言LINEがきました。ドアを引くとチェーンはかかっておらず、中に入ることができたんですが…」。

美香さんは絶句したという。



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