「パチンコの件が発覚して、数日後に義母へLINEを送りました。今まで子ども達を可愛がってくれたことの感謝と、こちらも生活があるし金銭援助は当たり前だと思ってほしくないこと、息抜きとはいえパチンコ通いする人へ一切援助したくないことを伝えました。あちらから謝罪のLINEが届きましたよ。とはいえ、子どもが小さい頃は本当にお世話になったので、定期的に援助するのではなく足りないぶんを都度送金する形にしました。借金がないだけマシ......なんでしょうか。結婚して18年、こんな大きなトラブルが出てくるなんて予想外でしたよ」
危機管理コンサルタントの平塚俊樹氏は言う。
「義両親の高齢化によるトラブルは少なくありません。介護や同居、相続、お金問題。子どもの成長とともに減る義家族との付き合いですが、50歳前後でトラブルが起きるケースもあります。とくに金銭感覚のズレはトラブルが大きくなる原因です。解決策は、言いづらいお金のことを本音で話
し合う、連絡を取るのを辞める、嫌なことはハッキリ断るなどが有効です。」
義実家からの度重なるお金の無心。
金の切れ目は縁の切れ目というが、それが家族なら縁を切るのは難しい。信頼している関係ほど、お金の貸し借りは慎重になったほうがよいだろう。
取材・文/錦城和佳
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