【後編】【汗と涙のラン活がようやく終了】ランドセル購入権をめぐる祖父母VS義祖父母バトルの行方

【前編あらすじ】

子どものランドセルを選んで購入するまでの一連の取り組みを意味するいわゆる「ラン活」は人間関係にひびが入れかねない。来年、子どもが小学校に入学する岡上亜矢奈さん（仮名）は祖父母と義祖父母の熾烈な争いに頭を悩ませていた。

「うちの親は、だいたい初めての〇〇はあっちの親が買ってあげててズルい、などと文句を言っていましたが、やはりまだ夫の両親を立てなければという気持ちも少しある世代だからか、最終的には渋々引き下がりました」

しかし、財源を確保したのは良いが、いざランドセルを選ぶ段になると、お金を出してくれる義両親があれがいいこれがいいと口を出してくることに手を焼いた、と亜矢奈さん。

「義両親は２人ともインターネットで何かを調べるのとかめちゃくちゃ得意なんです。子ども服などもネットショップで買ってくださったりするんですが、

ランドセルについても早い段階から調べまくっていたようで、詳しいのなんの。ひと昔前はA4のフラットファイルが入らないメーカーもあったけど、最近はサイズも重さも改良されているから、本当に甲乙つけがたいのよって」

そんななか、大手メーカーよりも絶対に工房系がいい、とまず言い出したのは姑だった。