9月も中盤になりジメジメとした不快な暑さが和らいできています。やっと秋の雰囲気が漂ってきました。涼しさにほっとしながらも夏の疲れが出てくるのもこの頃。
この夏、仕事やプライベートで毎日革靴を履いてきていた方も多いかと思いますが、皆さんは革靴を正しく手入れできていますか?
夏にため込んだ靴の中の蒸れによって発生する臭いは、自分で思っている以上に酷いもの。家に帰ったら玄関に嫌なニオイが……なんてことも。
汗と雨で濡れた靴をそのまま放置しておけば、早期劣化に繋がります。そして手入れをしないままに放置した靴にあれ!?白い粉がってことにならないように。それカビですからね。
靴の手入れを怠るオジサンが実に多いんです。
だってめんどくさいし、よれたかかとにカビが生えてダメになった靴は買いかえればいいと思っているカビオジにならないために。
気温や天候に関係なく楽しく革靴を履くためにも、正しい手入れ方法を知っておきましょう。
革靴の劣化の原因は?
革靴の長持ちにおいて大切な点が3つあります。
➀皮革を乾燥させない
②カビを増やさない
③雑菌を増やさない
乾燥すると革が縮んでしまいますし、カビや雑菌の増殖は臭いに繋がりますね。
ではこれらを防ぐためには何をすれば良いのでしょうか。
つま先に溜まったホコリは除去!
ホコリは革靴の大敵です。
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靴下の繊維などからできるホコリは、革の水分や油分を奪って革の乾燥を促進させます。それだけでなく、ホコリ自体がそのようにして湿気を溜め込むとカビが発生しやすくなり、そのカビがホコリを栄養に増殖していくという悪循環に……。
そんな時は、自宅に置いている人も増えたであろう消毒用のアルコールを使いましょう!
コットンに浸み込ませて、つま先に溜まったホコリをしっかり拭き取ります。
拭き取れない場合は、割り箸などの細く長い物にコットンを巻き付け、ゴムで固定して掻き出すことで、ほぼ全て取り出すことができます。
革に油分を!
雨で濡れた状態を放置すると、水分が乾くのと一緒に革の油分も抜けてしまいます。
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油分がない状態の革は乾燥しているため、先ほどと同様カビが発生しやすくなりますし、革も縮んでしまいます。
もし雨で濡れてしまった場合は、タオルで優しく拭き取ってから、新聞紙などの吸水性が高いものを中に詰めて、壁に立てかけた状態で乾かしましょう。
乾いたら、革靴用のクリームを全体に塗って馴染ませてください。これにより、革に油分を与えることができるため、収縮を防ぐことができます。
除菌スプレーで清潔に!
臭いの原因になるカビや細菌が発生しないようにするのも大切。
ウィルトール(Will tool)300ml
抗ウイルス作用だけでなく、細菌やカビ類を死滅させる効果も高いスプレーを使えば、清潔な状態を保つことができます。
靴の内側にサッとスプレーしておきましょう。
いかがでしたか?
少しの工夫と手入れで、今履いている革靴をもっと長持ちさせることができます。皆さんも毎日履く革靴をしっかりと手入れして、この夏は楽しく革靴ライフを送ってくださいね。
TEXT:FORZA STYLE