いつものパンツを白にチェンジ! で、一気に夏気分!!
連載「干場編集長のスタイルクリニック」略して【スタクリ】。
第52回目の今回は「白パンツ」です。夏コーデを爽やかに見せてくれる、白パンツ選びの極意を教えてもらいました。
ボーダーカットソーやシャンブレーシャツ、はたまたリネンのカプリシャツなどと好相性のパンツといえば、やはり白パンツでしょう。
クリーンで上品、そして爽やかさにおいて右に出る者のない白パンツ。その魅力について、干場編集長は語ります。
「いつものパンツを白パンツに変えるだけで、グッと夏コーデらしくなります。例えトップスが黒でも、途端に夏顔に。パンツの面積は大きいので、効果がかなり高いんです」
爽やかさ演出における有効性は確か。ただし、魅力はそれだけではないそう。
「リッチに見えるんです。かねてより、白い装いはリッチマンの象徴です。海外のリゾート地などで、よく見かけますよね。だから、ショーツでも白を選ぶと大人見えしてくれますよ」
今回はゆったりしたシャツと合わせましたが、確かにちょっとしたドバイの石油王感があります(笑)。とは言え、同じ白でもトーンが微妙に変わると印象も一変するとか。
「マリンやリゾートといった雰囲気を狙うなら真っ白を。もう少し落ち着いた上品さを求めるなら、オフホワイトが狙い目です」
さらなるポイントはシルエット。
「裾にかけて細くなる、適度にゆとりのあるテーパードが使いやすいですよ。また、レングスはくるぶしが覗くぐらいのちょっと短めがGOOD。涼しさが増してきます」
最後に一番重要な注意点が……。
「間違っても町中華に穿いていかないように!」
冷やし中華を食べに行く時は、ご注意を(笑)
PT TRINO / ピーティー トリノ
オンオフ兼用できる絶妙バランスシルエット

微妙にテーパードを効かせたレベルフィットを採用するチノパンツのエッジ。腰回りにゆとりを持たせつつ、テーパードとクリースによりスッキリと洗練された穿き姿に。最初からやや短めに設定されたレングスにも注目で、スリッポンなどの夏シューズと好バランスです。
オーバーサイズなシャツも品良くまとまります

シャツ8250円/アルコディオ(ミニマルワードローブ)、シューズ8万6900円、サングラス参考商品/ともにトッズ(トッズ・ジャパン)、時計「フィフティーシックス・デイ/デイト」638万円/ヴァシュロン・コンスタンタン、ベルト干場編集長私物
上のパンツに合わせたのは、身幅も着丈もかなりゆったりとしたリネンシャツ。バンドカラーも相まって、実にリラックス感に溢れます。
「それでいて、白パンツのクリーンさがあくまでスタイリッシュに。ストライプ柄のスリッポンも相まって、リッチな大人の夏コーデに仕上がります」
◇ARCODIO ILARI フレンチリネン リラックスシャツ ブラック
*ミニマルワードローブとパートナーシップを結んでいます。
干場編集長のアドバイス①「サングラス」
下が爽やかなら、上はオトコの色気を

リラックスフィットのシャツをリッチに見せる白パンツ。サングラスも、同様の効果をもたらします。
「色の入ったミラーレンズだと、やんちゃな感じに。あくまで大人のリッチ感を演出するなら、ティアドロップが正解です」