子どもたちは自分でいろんな判断をすることが難しいですし、体も小さく大人の保護が必要なんですから、あんなひどい風雨の中を帰らせるなんて、返す返すもあり得ない話です」
Kさんは、次に同じような予報が出た時は、誰の指示も受けず、子どもを休ませることに決めたそうだ。
「自分の大切なものを守るには、もう行政頼みではダメだと思いました。自分がしっかりするしかありません」
地震とは異なり、天候については精度の高い予報が可能となっている昨今。たとえ後になって「思ったよりも大したことはなかった」という結果が待っていたとしても、最悪の事態を想定した判断は、今後さらに必要となるかもしれない。
中小林亜紀
RANKING
1
2
3
4
5
2
3
5