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自称DJとのデートは、いつもネットカフェ。愛娘の結婚相手を尾行して、探偵がぶち当たった「衝撃すぎる現実」

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もしも、他の女性から、「彼女いるの?」と聞かれた場合、 すでに交際相手がいる男性は、どう答えるのだろうか?

―婚活アプリで知り合った、娘の交際相手の行動を調べてほしいー

依頼者である母親が、娘から聞いている話によれば、娘と男性は、結婚を前提として付き合っているという。

娘の交際相手の男性は、中堅IT系企業のエンジニアで、30代後半。週の半分は自宅にて、リモートで仕事している。 また、クラブDJとしても、定期的に特定の店や、クラブハウスでパフォーマンスを実施しており、中学生、高校生の頃は、テニス部に所属していたという。但し、彼女はDJイベントに、一度も誘われたことはないという。

写真で見た男性は、IT系のエンジニアと言われれば納得だが、「DJ」「テニス」という単語のイメージとは、少々マッチしがたい風貌ではあった。黒髪、短髪で、全体にずんぐりとした体形であり、服装も、けしてセンスの良さを感じるものではなかった。けして、昔から大勢の人間に囲まれ、ちやほやされてきた人物のような雰囲気は感じない。   

特に、男性について、母親が気になっていることは、男性の経済状況だった。

というのは、先日、5回目のデートで、娘が男性と食事をしていた際、突然、男性が娘にこう言ったという。

「今まで、全部こっちが払ってるんだから、そろそろ割り勘にしてもらって良いかな?」

 昭和生まれの人間は、どうしても、デートの際の支払いは、全て男性が持ってくれるのが当然だと思いがちである。それが正解だとは思わないが、結婚を前提として付き合っている限り、いずれ財布は一つになると考えてもいい。だとしたら、もう少し、男性が頑張って恰好をつけても損はないと思う。

にもかかわらず、先ほどの発言なものだから、母親が不安になる気持ちも理解できる。しかも、デートで行くのは高級な店ではなく、駅ビル内に入る程度の飲食店なのだ。  

©︎Gettyimages

そこで、母親からの要望もあり、我々は、デートの当日、娘と別れた後から、男性の行動を調査することとなった。 

まず、驚きを隠せなかったのが 、その日、娘と男性がデートしていた場所が「インターネットカフェ」の個室であった事だ。 確かに、密室で二人きりになれる場所としては、安上がりなのだろう……。  

インターネットカフェを出た娘と男性は、仲良く手を繋いで最寄り駅まで向かった。男性は駅の改札前で娘を見送ると、インターネットカフェとは反対側の出口へと向かい、男性は駅から徒歩5分ほどの路地裏にある一軒の小さなワインバル入って行った。しばらく店外から男性を観察していたところ、男性は、中央のキッチンを囲むようにコの字で設置されているカウンターの一角で、かなりハイペースでワインを1人飲み続けている。

そこで、調査員数名で潜入し、客を装って、男性に近づくことにした。

TEXT:探偵 こころたまき

▶︎【後編】自称DJとのデートは、いつもネットカフェ。愛娘の結婚相手を尾行して、探偵がぶち当たった「衝撃すぎる現実」


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