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LIFESTYLE 夫婦関係修復レッスン

A.「決断は重労働。相手の“選択の手間”を軽視してはいけません」(五百田さん)

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相手の「選択の手間」を軽視しない

旅行、引っ越し、子どもの進学先選びなど、人生は選択の連続です。

こういうささいな選択のときにこそ、夫婦の関係はぎくしゃくしがち。「選択は夫婦のトラップ」と心得ましょう。

なぜなら、人は他者の「選択する」「決断する」という行為を軽んじがちだからです。

「適当に考えておいて」
「なんでもいいよ、任せるよ」


悪気なく、こんなふうにあっさり言ってしまうことも多いはず。

しかし実際は、物事を調べて決めるのには体力も知力も使います。ネットで山のような情報が簡単に手に入ると、かえって時間もかかる。大人になればなるほど失敗をしたくなくなるので、慎重に選ばざるを得ない。のしかかるプレッシャーと孤独感。

たかが旅先、たかが夕飯のメニュー、たかが休日のドライブ先......。それでも実際は決めるのは大変なのです。

そうとは気づかず、相手に丸投げにして、結果には不平不満を言う。

それではモメるのは当然です。ですから最終的にはいつもふたりで決める(だから文句は言わない。言えるはずもない)が大原則です。

逆に言うと、主担当が「自分の得意ジャンルだから」と、なんでもノリノリで決めてしまうのもNG。要所要所で「いいよね?」「どう思う?」と相手の確認をとり、関わらせることも大事。普段仕事でやっているような〝あとで文句を言わせないためのテクニック〞を、夫婦間にも(穏便に)活用しましょう。

本日のまとめ

決断は重労働。相手に任せきりにしない

Text:Tatsunari Iota

ドクト

「読むだけで夫婦仲が改善できる」必読書はこちら

『不機嫌な妻 無関心な夫 うまくいっている夫婦の話し方』/五百田達成

「夫婦には会話が必要」「ケンカするほど仲がいい」とはよく言われます。
でも、なかなかうまくいかない。
面倒だったり、ギスギスしたり、イラっときたり、相手の機嫌を伺うばかりで肝心なことが言えなかったり、つい嫌味を言ってしまって後悔したりする。そんなこと、ありませんか?

結局のところ、夫婦がうまくいくとは、夫婦のコミュニケーションがうまくいくということ。そして、コミュニケーションさえうまくいけば、二人の関係はうまくいきます。

五百田達成(いおた たつなり)
作家・心理カウンセラー。 米国CCE,Inc.認定 GCDFキャリアカウンセラー。
東京大学教養学部卒業後、角川書店、博報堂、博報堂生活総合研究所を経て、五百田達成事務所を設立。個人カウンセリング、セミナー、講演、執筆など、多岐にわたって活躍中。 専門分野は「コミュニケーション心理」「社会変化と男女関係」「SNSと人づきあい」「ことばと伝え方」。サラリーマンとしての実体験と豊富なカウンセリング実績に裏打ちされた、人間関係、コミュニケーションにまつわるアドバイスが好評。
「あさイチ」(NHK)、「スッキリ」(日本テレビ)、「この差って何ですか?」(TBS)ほか、テレビ・雑誌などのメディア出演も多数。 著書『察しない男 説明しない女』『不機嫌な長男・長女 無責任な末っ子たち』『話し方で損する人 得する人』『超雑談力』『不機嫌な妻 無関心な夫』『部下 後輩 年下との話し方』(以上、ディスカヴァー)はシリーズ100万部を超えている。オンラインサロン「おとなの寺子屋〜文章教室〜」も好評。

 



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