それは間違いなく自分のことだったからだ。
「ショックで言葉も出ませんでした。まさかそんな風に思われているとは……。自分の立場もさることながら、息子に悪影響がないか……それも不安で眠れない日々を過ごしています。今は買い物以外、家でじっと過ごす毎日。外で顔見知りのママ友に会っても、この人もそう思っているのかも? と思うと、怖くて挨拶もできず、顔を隠してそそくさと立ち去ります。息子のためにも今は身を潜めていようと思っています」
しかし、この話は、美紀が可哀そうだね……で終わる話ではない。
実は後日、美紀が衝撃を受けた悪夢のランチ会に参加していたメンバーの一人、道子から話を聞くことができた。
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