本当に迷惑！なぜ左折するとき右に膨らむ、あおりハンドルをするのか？

■コーナー手前で外側に膨らむのが「カッコよい」と思っている

レースカーのように速く走ることや、ドリフトのような走らせ方が好きなドライバーは、コーナー（交差点）を目いっぱい使ってアウト-イン-アウトしたり、フェイントモーションをして駆け抜けることを狙っているかもしれません。

ですが、ここは一般公道。周囲に曲がる方向を知らせたうえで、コーナー手前で十分に減速をし、できるだけ小回りするのが正解です。オーバースピードで突っ込むのは「下手くそドライバー」のすること。減速ができていないということは、周囲の歩行者や自転車の安全を脅かすことにも繋がりますので、いますぐやめてください。

さらに、片側一車線の道路を左折する時に横断歩道上に人がいたら、一旦停止することでしょう。その際、右に膨らんだことで直進したい後続車は進行を妨げられ、渋滞を発生させてしまいます。できるだけ左側に寄り、後続車が直進できるスペースを作ることへの配慮が、あおりハンドル運転手にはないのです。

■気づかないうちに、親や友人などの運転のクセをマネしている

また、子供のころから見ていた親や親戚などの運転のクセを、気づかないうちに真似てしまっている、という可能性もあります。もちろん、自動車教習所では、あおりハンドルはNGと指導をしているそうですが、一向にあおりハンドルをするドライバーがいなくならないのは、知らぬうちに誰かの真似をしてしまっている、ということもあるのではないでしょうか。