3月12日、WBCのオーストラリア戦で、大谷翔平選手が放った特大の3ラン。
ホームランのインパクトもさることながら、その余波は着弾したスタンドから思わぬ形で全世界へ波及した。米FOXスポーツの中継映像には、スタンドのファンがそのホームランボールを手に記念撮影をし、隣のファンへとリレーしていく「お裾分け」の様子が映し出されていたのだ。
この光景に、ジャスティン・バーランダーの弟であり、大谷びいきのベン・バーランダー氏は、「アメリカではあり得ない」とツイッターに投稿。日本人観客のマナーの良さと幸運をシェアする精神が多くの人の心を温かくさせた。
実際に現場にいた人は「ホームランボールを受け取った女性が、自分から回して写真を撮らせてくれた」と喜びを語り、その写真を見せてくれた。
大谷のホームランは、日本人の美徳も世界に発信する「値千金の一発」だったのかもしれない。
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