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LIFESTYLE 女たちの事件簿

【後編】「どうせ女目当てだろ?」バレエにのめり込む男たちの苦悩と決意

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そういう健吾さんは結局、オンラインレッスンの時に知り合った同世代の男性たちとSNSなどで連絡を取り、都合のついた4人で男性講師がレッスンを行っているお教室に体験レッスンを受けに行った。

「バレエの舞台しか見たことがない人だと、男性がバレエをするならぴっちりした白タイツを履かないといけない…なんて思ってしまいますけど、レッスンの時にそんな恰好をしている人はいません。講師の先生もアディダスやプーマのジャージや短パンを着ています。バレエ専門ショップで購入しないといけないのは『バレエシューズ』だけ。それも、女性のようなピンクの靴を履く必要はなくて、黒のシューズを履きます。志村けんの影響で、バレエって言うと股間に白鳥をつけるものだと思っている人もいますよね」

そう言って笑う健吾さんは、教室に行くという高い壁を超えたが、今もまだ時折偏見の目にはさらされている。

「バレエを知らない人や、バレエをわからない人に『バレエを習っている』と告げると『性転換したのか?』とか『女性目当てか?』とか『先生がかわいいのか?』とか言われます。『股間を強調する白タイツ履くのか?変態だなあ』って言う人もいました。なんて酷いことを言うのだろうとは思いますけど、別に自分自身の心は傷つきません。知らないのだから仕方がないですよね」



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