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LIFESTYLE 女たちの事件簿

ゴミ箱のティッシュを漁って、夜の営みを確認。32歳新妻が泣いた、同居義母の「誰にも言えない癖」

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同居が始まると、化粧台で姑から「化粧品はどこのメーカーを使っているの?」と質問されることが増えた。「化粧水は? 乳液は? このパックはどこがいいの?」と。始めは流行が好きなのかと気にしていなかったが、次第にエスカレートしていった。

「マスカラは? 口紅は? 洋服は? かばんは? どこのメーカー?」と質問責めの日が続く。千春が教えると、次の日には同じものを購入してくるようになった。気分が悪くなるほどお揃いが増えていく。千春は純也に気味の悪さを打ち明ける。純也は「親子がお揃いのものを持って、何が悪いんだよ」と姑の肩を持った。

「わたしと姑は親子じゃないんですけど...田舎で育った夫には分かり得ない概念かもしれません」

千春が一人で出かけようとすれば「どこへ行くの? 私も一緒にいくわ」とついてくる。気がつけばいつも一緒に行動していた。他人から見れば仲良し親子に見えるだろう。

美容室ですら指定された店で髪を切らなければならなかった。もちろん姑が通っている美容室だ。友人と呼べる人がいないだろうからと純也までついてくる始末。何をするにも監視される日々が続いた。

ある日、千春が買い物から帰宅すると、姑が夫婦の寝室にいた。そこだけは監視から逃れようと、見えないバリアーを張っていたのに。千春が「お母さん、何をしているんですか」と尋ねると、姑が唐突につぶやいた。「千春さん、子供はまだ?」と。千春は瞬時に悟った。使用済みのティッシュがないか、ゴミ箱をチェックしていたのだ。その時の義母の目にあった、暗い情欲の輝きを、千春さんは忘れられないという。

その後、夫から体を求められても、どこかで姑が見ているのではと疑心暗鬼になり、背中を向ける日が続いた。それ以上に、わたしを抱くのが姑からの「指示」だったらどうしようとまで苛んだ。

夫婦生活に有り得ないほど干渉してくる姑。それはさらにエスカレートして、幸せだった夫婦を離婚にまで追い込んでいく。

次回、就職によって監視姑から逃れようとする千春を襲った魔の手と、沈黙を貫いていた夫が見せた驚くべき反応、さらに姑の異常性の背後にあった根深い裏事情について詳報する。

ライター 旺文紀子

▶︎【後編】夫婦の寝室のゴミ箱を漁って…「夜の営み」に干渉。味方ナシ嫁が突きつけた三下り半。


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