【後編】平日の昼間からホテルで……ヤンママとエリート商社マン、水曜日の逢瀬の末路。

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保育園で出会い、身体を重ねる関係に堕ちた2人。千夏は裕也の、夫とは違う余裕のある雰囲気にどんどん惹かれていっていた。危険な橋を渡る千夏を気にかけていた人物がもう１人いる。

「自宅から離れた場所、しかもシティホテルで会っていたので、絶対にバレるハズはないとタカを括っていたんです。夫はもちろん、姑や姑、義理姉がくるはずもありません。そういうところに縁のない家族なんですよ、ほんと」

しかし、千夏の読みは当たらなかった。

「ある水曜日、いつも通りホテルに入ろうとしたら、姑の姿が目に入ったんです。心臓、止まるかと思いました」

姑はどうやら千夏を尾行していたらしい。

「ホテル内で鉢合わせることはありませんでしたが、明らかに何かを察してあの場にいたんだと思いました。家に帰るのが本当に嫌でしたね」

帰宅すると案の定、姑が待ち構えていた。