「でも翌日から彼はそのワークスペースにいなかったんですよ。怒らせちゃったのかな、私がいると仕事ができなかったのかな、など彼のことばかりを想って過ごしました」
連絡を取るのもはばかられ、洋子は悶々と過ごしていた。
「その4日後に会社で会えたんです。“最近、どこで仕事をしているんですか?”と聞くと、カラオケボックスだと答えてくれました。私が嫌われていないことがわかり、ホッとしました」
その翌日、洋子さんは会社が契約しているカラオケボックスに行く。受付で会社名と「ウチの社員が先に入っているはずですが……」と言うと、店員は部屋番号を教えてくれた。
「部屋に入ると私に気付いてくれましたが、英語で会議中。私も邪魔しないようにテーブルの隅でプレゼン資料などを作っていました。
1時間後に終わると、“会議のときはカラオケボックスだよな。マスクも外せるし、大きな声も出せるし”と笑っているんです」
その後、もくもくと仕事をして16時に互いの仕事が終わる。
彼は「今日もよく働いた」とフロントに電話をし、「ここからは個人で払います。ビールとハイボールを持ってきてください」と伝えた。
彼は洋子さんがハイボールを好きだと覚えていてくれた。「なんで知っているの?」と聞いても何も言わない。
しつこく聞くと、「察してよ」と顔を赤らめた。
「その時に、“この人、私のことが好きなんだ”とブワッと気持ちが高鳴って、こらえきれなくなっちゃったんです。
隣に座って太ももに手を置くと、彼はビクッとしてその後、私の肩を抱き寄せてくれました。そのとき、私の理性がすべて吹き飛んだんです。夫がいることも、ママであることも、この人が職場の同僚であることも忘れて...」
ここから、洋子さんの職場不倫が始まる。
衝撃の次回では、洋子さんの暴走とその末路をレポートする。