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LIFESTYLE 夫婦関係修復レッスン

A「夫婦間の話合いでは、いろんな話がごっちゃになりがち。まずはひとつずつ解決していきましょう」(心理カウンセラー・五百田さん)

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愛し合って結婚したはずなのに、いつからかギスギスしはじめた夫婦仲。その原因はひとつではなく、ほんの些細なことの積み重ねだったりする……。「大丈夫、ちょっとした心がけ、話し方で夫婦の関係は改善していきます」作家・心理カウンセラーとして活躍する五百田達成氏が、サラリーマンとしての実体験と豊富なカウンセリング実績を活かし、夫婦間コミュニケーションに関する実践的アドバイスを伝授する。

「家に帰るといつも玄関に靴が脱ぎ散らかしっぱなしで……。とにかく妻がだらしないんです」と嘆く康太さん。それについて話し合いをしようとしても、なかなか話が進まないと言います。果たしてどうしたら夫婦の話し合いが円満に進むようになるのでしょうか?

 

「妻がだらしない。話し合おうとしても逆ギレされる」前編はこちら

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「玄関の靴、ちゃんとしまおうよ」
「そっちだって、鼻かんだティッシュを置きっぱなしじゃない」

「そんなキツい言い方しなくてもいいでしょ?」
「そっちだって、いつも言ってるよ?」

妻・夫から何かクレームを言われる。かちんときて「そっちだって」と応戦をする。よくあるケンカの光景です。

基本的に話し合いにおいて「そっちだって」はNGと心得ましょう。

気持ちはわかります。いきなり不備や欠点を指摘されれば、誰だってムッとします。「私ばっかり責められるのは心外だ。そっちだって......」と憤りたくもなる。

ですが、相手としては話をすり替えられた気がしてしまう。夫が鼻をかんだティッシュを置きっぱなしにしていようとも、妻が玄関を散らかしていることに変わりはないのです。

それとこれとは別問題。まずは目の前のことについて、話し合うべき。

「玄関の靴、ちゃんとしまおうよ」
「あーごめん、ごめん。ちゃんとしまうようにする」

「そんなキツい言い方しなくてもいいでしょ?」
「たしかに言いすぎた。ごめん」

そうやって目の前の問題を片づけたら、ようやくこちらの言い分を始めてOKです。

「気になってたんだけど、鼻かんだティッシュを置きっぱなしにするのやめてくれる?」
「私も、前に似たような言われ方をして傷ついたよ」

話は一つひとつ進めるべき。相手の不備を持ち出すとしても、まずは自分の非を認めてから。目の前の議題を一つひとつ片づける忍耐強さが、話し合いには必要です。



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