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【エルメスの官能と禁欲が共存するシャツ】夏と秋とのハザマに活躍する! ボルドーカラーのニクいシャツ

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さすがに財布の紐が即緩むなんてこともなかったとは思うんですが、このシャツは珍しくて、襟がスキッパー・カラーでボタンダウンにもなってた。

スキッパー(skipper)とは「船長」や「主将」を意味し、プルオーバーで、前立てにボタンがないの襟のこと。襟が開くため、胸元に開放感を演出してくれて色気も漂うんですが、開放的すぎるとくだけすぎて、だらしなく見えてしまうことも…。

一方ボタンダウンとは、ブルックス ブラザーズの創設者の孫ジョン・E・ブルックスが、ポロ競技中に選手のユニフォームの襟が風でヒラヒラなびかないように、襟をボタンで留めていた様を参考に考案した襟型。ボタンを開けて着ても襟が左右に開かないため、崩れることもなく知的に見えます。

この色気と知性、はたまた官能と禁欲を一緒にし、相互に補完し合うようなデザインに惹かれてしまったわけです。

裾はタックアウトしても様になるスクエアカットで、後ろ側の着丈がやや長めになっていてバランスも良く、屈んだ際にも背中は出ません。

チョイ長めな白のタンクトップやTシャツを下に着て、襟元や裾からチラッとだけのぞかせる感じも結構好み。

ちょっと涼しくなったかなって日におろして着てみましたが、じつは結構汗をかいた。

あらためてタグを見てみると、このボルドーカラーの名称は「PIMENT」。フランス語で「チリペッパー」、つまり日本語だと「唐辛子」ってことで、温受容器がカプサイシンによって刺激されて暑いと誤認しちゃったのかしら? プラシーボ効果とか、人間の感覚って不思議ね。

Photo:Shimpei Suzuki
Text:Ryutaro Yanaka



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